コロナ後の再会誓うー韓国・済州オルレとリモート会談

モニター上の済州オルレのアン代表理事らと話し合う岸田理事長=右端、NPO未来事務局=

「カムサハムニダ!」 済州島から元気な声が届いた。ウオーキングによるインバウンドに取り組んでいる湯梨浜町と、同町と「友情の道」協定を締結している韓国の社団法人・済州(チェジュ)オルレ*、NPO法人未来の三局を結ぶリモートミーティングが18日行われ、お互いの近況を報告するとともに、コロナ後の再会を誓い合った。

 済州島では毎年、世界規模の「済州オルレウオーキングフェスティバル」を開催。「友情の道」協定は国際交流と友情を育むため済州オルレが世界各国と結んでいる。湯梨浜町は一昨年秋、NPO法人未来を立会人に協定に調印、町内の「神話と歴史の道」「東郷湖を巡る道」の2コースを登録している。

 済州オルレからはアン・ウンジュ代表理事が出席し、「コロナで制限がありながら、のべ6千人規模のイベントが成功。サンティアゴ・デ・コンポステーラ(スペイン)の巡礼の道と通しの完歩証の話も進んでいる」と近況を報告。

一方、湯梨浜町は町健康推進課の濱崎健太さんが「感染防止に心がけながら交流イベントの準備に取り組みたい」と決意を語り、NPO法人未来からは岸田寛昭理事長が「来月『とっとりウオーキングリゾート』のノベルティグッズを送るので済州でもしっかりPRして」と呼びかけ、最後に「コロナが収束次第、イベント交流の復活を」と日韓双方でエールを送り合った。  *オルレ…「家に帰る細い道」を表す済州島の言葉。島を一周できる26のウオーキング・コースがあり、フェスティバルには世界中から美しい景観を楽しむ観光客が集まる