墨痕も鮮やかに「坦庵」 ワーケーション施設の看板完成

仕事(ワーク)と休暇(バケーション)が融合した新しい働き方が可能なワーケーション施設が倉吉市内の観光名所、赤瓦地区にオープンするのを前に、施設の命名と看板制作が18日行われました。

ワーケーション施設は同市東仲町の「coup! la cafe(クラカフェ)」に隣接して設けられ、認定NPO法人未来(岸田寛昭理事長)が運営します。同施設塾長の岡崎坦さんがワーケーションに由来した「さまざま働き処(どころ)坦庵(たんあん)」と命名。さっそく書家の山田美鈴さん=独立書人団会員、「書専」書道教室主宰=が墨痕も鮮やかにケヤキの一枚板に筆を走らせました。

山田さんは「新しい施設に興味を持ってもらえるよう、印象に残る字体を心がけました」と話し、岸田理事長は「ワーケーションにふさわしく、遊び心のある看板で気に入りました」と満足そう。

「坦庵」はWi-FiやOA機器を完備。リモート会議も可能で、利用者は倉吉や県中部の観光を楽しみながら仕事ができます。連休明けから時間制で供用開始予定。

完成した看板と右から岸田理事長、山田美鈴さん、岡崎塾長

筆を走らせる山田美鈴さん