雄大なダムを背景に心地よい汗 第23回鳥取県スポレク祭 初秋の殿ダムで「自然満喫ウオーク」

 秋の気配が漂い始めた9月24日、鳥取市国府町の「殿ダム交流館前多目的広場」を主会場に第23回鳥取県スポレク祭「初秋の殿ダム自然満喫ウオーク」(主催・県ウオーキング協会、殿ダム周辺広場指定管理者吉田建設、後援・認定NPO法人未来)が開かれ、66人がさわやかな汗を流しました。

 殿ダムは、千代川水系の治水と鳥取市への利水を目的に2011年に建設された多目的ダム。高さ75メートルのロックフィルダムで、ダムによって形成された人造湖は、歌人・大伴家持が万葉集最後の歌を国府町で詠んだことから「因幡万葉湖」と命名されています。

参加者らは広場に集合し、ノルディックウオーク体験会などの講習を受けました。

岩石や土砂を積み上げた雄大な「ロックフィル」を背景に、入念に準備体操をした後、
「因幡万葉湖コース」(約6㌔)と「殿ダム展望コース」(約2.6㌔)の2コースに分かれて元気よくスタートしました。

「因幡万葉湖コース」は秋の気配が漂う美しい人造湖の眺めを楽しみながら歩きます。

巨大な殿ダムの上を歩く参加者。「殿ダム展望コース」は途中アップダウンの道もあり、心地よい汗をかきながらゴールを目指しました。

 参加記念品として、殿ダムカードと「豆乳ドーナツ」「県産甘酢らっきょう」などが配られました。ダムカードは国土交通省が発行、全国のダムマニアやカードコレクター垂涎のアイテムです。完歩した参加者らは初秋の気配と自然を満喫して家路に着きました。