挑戦者(ツワモノ)たちの元気と笑顔に出会いました!「第9回SUN-IN未来100㌔ウオーク」

 健脚自慢の挑戦者(つわもの)たちが参加する「第9回SUN-IN未来100㌔ウオーク」(認定NPO法人未来主催)は、鳥取県中部を舞台に11月12日正午から13日正午まで制限時間24時間で開かれ、関東や九州など県外参加者を含む計4団体114人が挑戦。100㌔の長丁場では多くの「元気と笑顔」に出会いました。

スタートとゴールは東伯郡湯梨浜町引地の「道の駅 燕趙園」。12日正午にスタートし、三朝温泉街、倉吉市街地の打吹回廊、琴浦町の「鳴り石の浜」や「道の駅 北条公園」など県中部5市町すべてを巡り、13日正午までに戻る、屈指の長距離ウオーキングイベント(上記コース図)。大韓ウオーキング連盟と共催の日韓交流ウオーキング大会でもあり、韓国の参加者は同時刻、韓国の現地で100㌔に挑みました。

事前に体温を測り、入念なコロナ・チェック。約半数がはるばる県外からの参加者

中国庭園「燕趙園」前で行われた出発式。近畿大学経営学部のゼミ教官と学生ら14人が大会ボランティアとして大会運営に参加、その後一緒に100㌔に挑みました。

「あす、ここまで無事に帰って来て下さい」と挨拶する認定NPO法人未来の岸田寛昭理事長と「ようこそ中部に。楽しい思い出をつくって下さい」と歓迎の祝辞を述べる地元の宮脇正道湯梨浜町長

出発の合図は、中国庭園にふさわしく幸運を呼ぶ銅鑼(ドラ)。宮脇町長と鳥取県中部総合事務所の門脇誠司所長=左=が「ジャ~ン」と高らかに打って一斉にスタートを切る。

東郷池の湖周道路を集団のかたまりで歩く参加者ら。この頃はまだ余裕のピースサイン。

第一関門の三朝温泉。山々が秋色に染まり始めた三徳川沿いを歩く。近畿大のコンビも元気いっぱい。

もうすぐチェック・ポイント。女性陣も「健脚に自信あり」。この笑顔とガッツ・ポーズ。

第3のチェックポイントは中部地震復興のシンボル「打吹回廊」。チェックシートに通過時間を書き込む。

車のライトが点き始め、倉吉市街地に夕闇が迫ってきました。先を急ぐ参加者

余裕のワンツー・フィニッシュ!

1,2位でゴールしたのは昨年と同じ、ゼッケン150番の田中康太さん(福岡県)と114番の宮地明弘さん(岡山県)。連覇した田中さんのタイムは、なんと昨年を大幅に短縮する13時間6分の大記録。また宮地さんはゴール後、地元の岡山マラソンにボランティアで参加するため帰路を急いでおられました。どちらも驚異的なスピードと体力です。

暗闇の歩道を歩く参加者らに次第に疲れが見えてきました。60㌔を過ぎた琴浦町の鳴り石の浜あたりでリタイヤが相次ぎ、救護車の手配に忙しい大会運営スタッフ。一方、苦難を乗り越えてゴールインした参加者に受付スタッフも一緒になって喜び合います。

連帯感と達成感にあふれる笑顔

互いに励まし合い、朝焼けが美しい燕趙園にたどり着いた参加者。連帯感と達成感に満たされた瞬間。

感動のゴールイン!

ゴールでの記念撮影や、手を取り合ってバンザイしながらのゴールイン…感動のポーズは思い思いです。

ラストの意地が光る

ゴール制限時間まで、いよいよ30分を切りました。最後尾のサポーターを買って出た倉吉市内のフットサルチームの若者たち。彼らの拍手や声援を受けながら、参加者は最後の力を振り絞ります。

ゴールインでは、この「お茶目なポーズ」で締めていただきました!

 「第9回SUN-IN未来100㌔ウオーク」は事故もなく114人中63人が完歩、無事に終了することができました。大会運営にご協力ご支援いただいた鳥取県や沿道自治体、多くのボランティアスタッフに深く感謝するとともに、来年は第10回の記念すべき大会、コロナ禍を乗り越え、より一層多くのウオーカーにチャレンジしていただけるよう努力していく決意です。また来年この100㌔のコースでお会いしましょう!

                            認定NPO法人未来理事長

                                   岸田 寛昭