「めぐる」「たべる」「つかる」歩いた数だけ笑顔が増える レトロな町並みを歩きながら地元グルメやお酒、温泉三昧「ONSENガストロノミーウオーキングin倉吉・関金温泉」

「めぐる」「たべる」「つかる」―魅力あふれる温泉地を舞台に地元の「食」と「自然」、「文化・歴史」を歩きながら丸ごと体感する「ONSENガストロノミーウオーキングin倉吉・関金温泉」(認定NPO法人未来主催、特別協力・ONSEN・ガストロノミーツーリズム推進機構、協力・鳥取県、倉吉市など)が11月27日、倉吉市内の赤瓦白壁土蔵群周辺8・8㌔のコースで開かれました。

イベントには県外客を含む160人余りが参加。スタート地点の打吹回廊で出発式が行われ、倉吉市の広田一恭市長が「2025年には市内に県立美術館がオープンします。レトロな町並みで地元の食材、お酒を存分に楽しみ、倉吉の良さを再発見していただければ」と挨拶。密を避けるため30人ずつ分散してスタートしました。

打吹回廊(受付・開会セレモニー)

県外からの参加も多く、次々受付に訪れる。完歩を目指してスタート前に記念写真も。

「倉吉を楽しんでください!」 出発式で広田市長の挨拶の後、15分おきに分散してスタート

②琴櫻記念館(0.2㌔、カニ汁、日本酒「元帥」、地元名水「白山名水」)

スタートからわずか200㍍歩いただけで、早くも山陰名物「カニ汁」の歓迎が! 記念館のすぐそばにある元帥酒造のお酒がカニ汁によく合う。

琴浦町の和星水産から直送の新鮮な親ガニ(松葉ガニのメス)
その親ガニをぜいたくにも真っ二つに割って、大鍋で山陰名物カニ汁が完成!

親ガニの足がニョキッとお椀からはみ出たアツアツのカニ汁が参加者をお出迎え

ウオーキングに参加した広田市長も、思わずこの表情。

 レトロな景観の町並みを歩く参加者ら。後ろは明治時代に建てられた銀行。

県立美術館予定地(1.7㌔、蔵求牛焼き、「北条ワイン赤」、日本酒「八潮」)

 「絶景」が参加者を待っていました。姿を現しつつある県立美術館と周辺の市街地を熱気球から眺めようというイベント。空に浮かぶ気球を見ながら、蔵求牛の鉄板焼きと北条ワインや日本酒が楽しめる幸せ!

県立美術館を盛り上げようと、地元青年3団体(倉吉商工会議所青年部、県中部中小企業青年中央会、倉吉青年会議所)が企画。傍らでは蔵求牛がジュージュー美味しい音を立てています。

緑の彫刻プロムナード(3.1㌔、打吹公園だんご、白バラ牛乳)

コースは、旧国鉄倉吉線の線路跡地を使った緑の彫刻プロムナードへ。倉吉土産といえば「打吹だんご」が定番。昔ながらの三色串だんご。あきない美味しさです。

コースのすぐそばの工場で出来立ての打吹だんご

鉄道記念館(3.5㌔、鳥取地どりピヨ、日本酒「星取REDSTAR」)

プロムナードを進んでいくと、何やらいい焼き鳥のにおい。鳥取県が誇る大山地鶏の「鳥取地鶏ピヨ」です。焼いてくれるのは倉吉駅前で大人気の焼き鳥屋「ひょうたん」の大将。海外で大人気の福羅酒造「星取レッドスター」がよく合います。

「鳥取地鶏ピヨは最高!」とひょうたんの大将

旧倉吉町水源地ポンプ室(6.8㌔、岩魚の塩焼き、日本酒「鷹勇なかだれ」)

 昭和6年に稼働した旧倉吉町水源地ポンプ室。貴重な「昭和遺産」をこの日ばかりはウオーキングの参加者に特別公開。今でも動きそうな昭和の刻印6年の入ったモーター。

でも、やっぱり岩魚の串焼きが焼ける匂いには勝てない。ぜいたくなひととき。

⑦円形劇場 (7.6㌔、高塚かまぼこ「野焼きちくわ」、日本酒「三朝正宗」「北条ワイン 白」)

戦後に建てられた日本最古の円形校舎を活用した「円形劇場くらよしフィギュアミュージアム」に到着しました。ここは日本でも数少ないフィギュアをテーマにしたミュージアム。「グッドスマイルカンパニー」などフィギュア産業が集積する倉吉のシンボル的な施設です。でも館外では、野焼きちくわのいい匂い。ほっこりするなあ。

焼きたての「あごちくわ」が食べられる、またとない機会

※赤瓦白壁土蔵群周辺のお楽しみどころ①

赤瓦白壁土蔵群の中心部に戻ってきました。ここには魅力的な店や施設がいっぱい。実は倉吉は日本酒、焼酎だけでなくワイン、ウイスキー、ジン、ビール…酒と言えばなんでもつくっている町。皆さん知っていましたか? 参加者は最後の楽しみが待っています。

まずはワイン。

古い町屋を改装した「倉吉ワイナリー」で試飲。じっくり地元ブドウの芳香を味わいます。

※赤瓦白壁土蔵群周辺のお楽しみどころ②

続いて古い医院を改装した倉吉ビール「ブリューラボ」。参加者も試飲、たまらん!

※赤瓦白壁土蔵群周辺のお楽しみどころ③

古い銀行を利用した「まとと屋」はなんと、気軽に体験できる弓道場。国体やインターハイの弓道競技で何度も日本一に輝いた倉吉西高校のOB、OGたちが運営しています。

クラカフェ(8.6㌔、燻製盛り合わせ、日本酒「元帥」、ハイボール「マイウイスキー」)

ゴールは目前。玉子や芋けんぴ、チーズの燻製は倉吉市内の「燻製道楽」さんの特製。最後までグルメが待っています。

打吹回廊(ゴール=8.8㌔、紅はるかと砂丘黒らっきょうのパイ)

打吹回廊のゴールでは、北条砂丘紅はるかパイと砂丘らっきょうパイが待っていました。もう満腹状態ですね。

最後のお楽しみは関金温泉!

参加者にはもれなく関金温泉の日帰り温泉施設「せきがね湯命館」の入浴券がプレゼントされ、一日食べて歩いた疲れも「しろがねの湯」でゆったり癒されました。

ゆったりくつろげる「せきがね湯命館」