「美術館のあるまち倉吉」活性化プランを全国公募 関金温泉で〝合宿〟グループで戦略練る

 倉吉市の認定法人NPO未来(岸田寛昭理事長)は、2025年春に同市内にオープンする鳥取県立美術館を「倉吉の未来を創造するまちづくり」につなげ、全国に発信していく活性化プランを全国公募しています。審査委員長は同市出身でNHK朝のドラマ「ちむどんどん」の脚本家、羽原大介さん。募集締め切りは23年1月29日。

鳥取県立美術館の建設現場では、開館ムードを盛り上げようと地元
青年経済団体によってバルーンが上げられました(11月27日)

 19年度から実施している「倉吉市地域活性化プランコンテスト」の第3弾。今回は「県美による地域創成」を目指して「美術館に求めるもの」「美術館とまちの連携」「まちの回遊(まちの賑い形成)」などの具体的プランを求めています。

 募集対象は「全国と地元の学生・若者」「地元企業で働く若手社員」ら若い世代。2~3人1チームでプランを提案、書類選考を通過したチームは来年2月10~12日の3日間、関金温泉で〝合宿〟を実施。現地でヒアリングやディスカッションを重ね、県立美術館を活かしたまちづくりの戦略プランを練ります。最終日の12日に倉吉商工会議所でプレゼンテーションを行い、最優秀チームを決めます。プランの発表後は「アートによるふるさと福高」をテーマに羽原大介さんの講演会も行われます。

参加費(現地の食事・宿泊代含む)は無料、交通費は各自負担。募集定員は18人、チーム・個人どちらでも申し込み可能(個人応募者を1チームに編成することあり)。申し込み・問い合わせは認定NPO法人未来事務局(〒682-0826 倉吉市東仲町2571)、電話0858-24-5275、担当・箕浦、田村。メール:civic@npo-mirai.net