今回はお天気待ちの取材で、晴れた日の収穫時に取材されていただきました。
これがその生姜(ショウガ)。生姜がこうやってできているということは、みなさんなかなか知らないのではないでしょうか。ちょっと葉っぱがよく似ているので、冥加(ミョウガ)かなと思ったくらいよく似ていました。
これが生姜の葉っぱ、つまりこの下に生姜が埋まっているのです。

この生姜は、かつて鹿野城主だった亀井玆矩(これのり)公が朱印船貿易で東南アジアから持ち帰ったものが今でもこのように生産されている歴史ある生姜なのです。驚きですよね。生姜って東南アジアのものだったというのも知らなかったし、今から400年以上前から生産されているものだとは知らなかったです。いつもちょっとしたツマとしか考えなかった生姜。この生姜は実は由緒ある生姜であるということを。


この玆矩生姜を生産されているのは、実は鳥取市内の「中央印刷」という印刷会社。きっかけは銀行のマッチングで、今時ですね。
「鹿野エリアで生姜を生産されている方が後継者を探している」と聞いて手を挙げられ、事業承継で「カイズファーム」として生産を始められたということです。若い松下顕吾社長は「デジタル社会で印刷業の行く末に危機感を感じ、さまざまな業種へのM&A戦略に舵を切りました」と話します。
松下社長の若い感性を生かして、生産された生姜は新生姜としてはもちろん、「ジンジャ―シロップ」「ジンジャービネガー」「生姜パウダー」「じゃこ味噌deしょうが!」など、さまざまな加工品にして販売されています(鳥取みらいマルシェですべて取り扱っています)。どれもパッケージがおしゃれで、若い世代に人気。


ここでは玆矩生姜とともに日光生姜も生産されています。植え付けは3トン。
生産量は年間6万本ということです。凄い! 最近道の駅などで生姜が作られているんだなとは分かっていたけど、これほどの生産量だとは思いもしませんでした。


この生姜の特徴は、爽やかな風味と、えぐみがなく辛さがあるのが特徴。この鳥取の風土がこの味を作りだしている。他に負けない歴史と味のある生姜。
生姜は病気や虫もつきやすく、土地によって生産量なども異なってくるので意外にデリケートな作物らしいのです。さらに手間をかけられているのが、貯蔵の仕方で昔ながらの室(むろ)に入れ、土をかけて保存されているということです。これもまた凄い手間。こうやって私たちに提供されていると思うと、さらにおいしく、そして貴重に感じてしまうのは私だけでしょうか。
これから寒くなる季節、体を温めてくれる生姜はとっても活用されそうですね。そうそう、帰ってからこちらのInstagramを見てみると、生姜のいろいろな食べ方が動画が載っていました。生姜を買ったらInstagramを見るといいですよ。めっちゃおしゃれで、こんな使い方があったのかと目からうろこ、いや、目から生姜の感じでした。ぜひお勧め。
今回も生き生きとした生産者の方にお会いしてきました。農業がやりたくなってしまうほどその情熱が伝わってきました。そしてこれからの農業ってプロデュースなんだなと思いました。ぜひともこの写真の生姜がどのような製品になっているかを(鳥取みらいマルシェのカタログで)みなさんに確かめていただきたい、と思う玆矩生姜でありました。
400年の歴史!こだわりのしょうがで作られた商品の数々をお楽しみください!
