倉吉市出身の2人の人気脚本家の映画上映 関金温泉で8月24日 羽原大介さんと足立紳さん 

 『ちむどんどん』(2022年前期)の羽原大介さん、『ブギウギ』(2023年後期)の足立紳さん、NHKの連続テレビ小説で相次ぎ脚本を担当した倉吉市出身の人気脚本家・監督の映画上映会が8月24日(土)、同市関金町の関金都市交流センター(日帰り温泉入浴施設「せきがね湯命館」となり)で開かれます。

映画『フラガール』の一場面

 「せきがね温泉ラストサマーフェス」として開催(令和6年度鳥取県文化芸術活動支援補助金事業。認定NPO法人未来主催、せきがね湯命館・関金温泉振興組合共催)。入場券は『湯命館』の無料入浴券付きなので、映画を鑑賞後は〝しろがねの湯〟で有名な同温泉を満喫、会場周辺にはキッチンカーも並び、各種グルメも堪能できます。

ふるさとムービー『ありがとう』の一場面

 羽原さんは1964年生まれ、日大芸術学部卒業後、演出家のつかこうへいに師事し、2006年に映画『パッチギ』で日本アカデミー賞優秀脚本賞(共同脚本)、翌2007年に映画『フラガール』で日本アカデミー賞最優秀脚本賞(共同脚本)を受賞。2014年にはNHKの連続テレビ小説『マッサン』の脚本も担当しました。

 上映されるのは『フラガール』(午前10時半~、120分)と、倉吉市の市制70周年を記念して羽原さんが脚本、監督として制作した観光プロモート動画『ふるさとムービー ありがとう』(午後12時50分~、30分)。『フラガール』は昭和40年、福島県いわき市を舞台に、さびれつつある炭鉱の町を「常夏の楽園」に変えようとフラダンスショーに取り組む少女たちを描いた感動作品。出演は蒼井優、松雪泰子ほか。

また『ありがとう』は、女優を目指して上京する娘と反対する母親、やがてふるさとや家族の支えを胸に女優として成長していく姿や、故郷への思いを描いた物語。片岡鶴太郎が特別出演しているほか、倉吉市民も多数ボランティア出演しています。

『喜劇 愛妻物語』の一場面

 足立紳さんは1972年生まれ、日本映画学校卒業後、2016年に映画『百円の恋』で日本アカデミー賞最優秀脚本賞、2016年『14の夜』で映画監督デビュー、2023年の『ブギウギ』では脚本を担当しました。

 今回上映される『喜劇 愛妻物語』(午後1時40分~、120分)は、2019年東京国際映画祭コンペティション部門で最優秀脚本賞に輝いた作品。結婚10年で5歳の娘もいるが、年収50万円しかなく妻に生計を支えてもらっている貧乏脚本家の主人公。仕事で四国に取材旅行に出かけることになりますが…。出演は濱田岳、水川あさみほか。

 入場券の問い合わせ、お買い求めは、「せきがね湯命館」、またWEB購入も可能=鳥取県特産品の通販サイト「鳥取みらいマルシェ」 https://mirai-marche.com