めぐる、たべる、つかる「第7回ONSENガストロノミーウオーキングin湯梨浜町・はわい温泉東郷温泉」に県内外から185人 カニ、大山どり、しじみ汁+地酒も満喫

「めぐる」「たべる」「つかる」をテーマに、温泉のある町を歩きながら地元の食や景観、歴史文化を体感する「第7回ONSENガストロノミーウオーキングin湯梨浜町・はわい温泉東郷温泉」(同実行委員会主催、鳥取県、湯梨浜町など後援、認定NPO法人未来主管)が9月21日、東伯郡湯梨浜町の東郷池周辺9キロコースで開かれ、県内外から185人が歩きながら地酒やワイン、カニ、大山どり、しじみ汁など地元グルメを満喫しました。

受付で目印となるポシェット(色でアルコール、ノンアルコールを識別)を受け取る参加者ら
「ようこそ湯梨浜町へ」燕趙園の前で歓迎の挨拶をする宮脇町長

  主会場の中国庭園・燕趙園で出発式が行われ、湯梨浜町の宮脇正道町長が「今年も参加者の4割は県外からと聞いています。東郷池周辺の風景や地元の食材、お酒を楽しみながらゆっくり歩き、帰りは地元温泉に浸かって疲れを癒やしてください」と挨拶。このあと参加者全員で乾杯し、宮脇町長が鳴らす銅鑼の合図でグループに分かれてスタートしました。

完歩を誓って「かんぱーい!」 シャトルバスで出発地点に向かいます

 参加者らは、バスで燕趙園から出発点のはわい温泉・東郷温泉観光案内所前へ。ここで東郷池のしじみのお吸い物と千代むすび純米酒などで、まずは腹ごしらえ。子供たちのボランティアらの「いってらっしゃい!」の見送りの言葉に元気をもらいます。

日本一の大きさといわれる東郷池産の鬼蜆(おにしじみ)をぜいたくに使ったお吸い物
「さあ、グッといって」「朝の純米吟醸は利くねえ」。
出発前に記念撮影する参加者ら。さあ出発です!
「いってらっしゃい!」「がんばって」 かわいいボランティアたちの見送りに元気が出ます
風光明媚な東郷池を眺めながら歩く参加者

 参加者たちは東郷池を一望できる日本初のウォーキングカフェ『Café ippo(カフェ イッポ)』に到着すると、水辺のテラスで同店特製の「貝殻フィッシュバーガー」と北条ワインの白や地元産ゼリーのデザートに舌鼓。

野花地区で栽培する特産の梅を使ったゼリー
ハワイ語で「マヒマヒ」と呼ばれるシイラをフライにし、貝殻模様のバンズにはさんだ特製ハンバーガー
美しい東郷池の風景をバッグに、ハンバーガーを持って記念撮影

  途中の宮戸弁天は「お楽しみポイント」。湯梨浜限定「ガストロノミーくじ」を引いて、「きょうの運勢」を占います。

巨岩の奥に祠(ほこら)、峻厳な雰囲気を醸し出す宮戸弁天
「さて、きょうの運勢は?」「あ、大吉だ」
この日のために作られた「限定ガストロノミーくじ」

 コースは次第に登り路に変わり、コース最高地点、東郷池が眼下に一望できる「出雲山展望台」に到着。長い登り道を歩いてきた参加者の疲れを癒やすのは大山どりのジャークステーキ、これに一升瓶に入った北条ワインの赤と地ビール(マツイビール倉吉)がまた合うんです。

雄大な大山をバックに次のポイントに急ぐ参加者
ようやく最高地点の出雲山展望台に到着、地ビールが乾いたのどに心地いい
大山どりはバーナーで豪快に。この香りがまた食欲を誘います

  鳥取といえばカニ! あやめ池公園で参加者らを待っていたのは「とっとりウェルカニ」(平井県知事のダジャレじゃありません)豪華なベニズワイガニとカニみそ、それに琴浦町の地酒「鷹勇」でした。鳥取の味を満喫した参加者らは、湯梨浜町から全国に広がった生涯スポーツ「グランドゴルフ」に挑戦。ホールインワンを目指しました。

山陰に来たら、これ! ベニズワイガニのボイルとカニみそに顔も思わずほころびます
ホールインワンするとはわい温泉の入浴剤がもらえますが、「なかなか、入らないわねえ」

  松崎地区の町並みにたどり着きました。ゴールはもうすぐ。古くからこの地区で造り酒屋を営む福羅酒造前で、世界最高峰ロンドンのコンペティションで銀賞に輝いたこともある自慢の「星取」、つまみに漬物用の「源五兵衛スイカ」を濃口醤油で漬けた「とまり漬け」を賞味。

「星取県」にちなんで命名された湯梨浜町の地酒。造り酒屋さんの前で注いでくれます つまみの「とまり漬け」も最高

 松崎地区では多世代交流センターゆるりん館で同地区を盛り上げる「鬼嫁の里プロジェクト」の女性たちによる「梨スカッシュ」と、ゆるりん食堂による「しじみパスタ」と鳥取県産の「牛肉コロッケ」で「熱いお・も・て・な・し」。

さあ、ゴールの燕趙園は間近。お疲れさまでした。