「鳥取」の地名の由来は? 未来と倉吉異業種交流プラザ やきとりJAPANフェス前に地名のルーツ学ぶ 前日は平井知事に支援要請「とりとり県」へ

 倉吉異業種交流プラザ(森英司会長)と認定NPO法人未来(岸田寛昭理事長)の合同例会が11月21日、倉吉市関金町の湯命館で開かれ、2025年に同市で開かれる「やきとりJAPANフェスティバル」に向け、大会実行委員会のサポート部長を務める銀杏泰利県議が「鳥取」の地名の由来などについて解説しました。

フェスティバルの事務局を担当するNPO未来の岸田理事長が挨拶
実行委員長の倉吉異業種交流プラザの森会長が決意表明

 森会長が大会実行委員長を、未来が同事務局を務めるなど、両者はフェスティバルの開催準備を進めています。9月に開催された大会実行委員会の設立総会では森会長が大会実行委員長として「鳥取県は『鳥』の文字が入った唯一の県。蟹取県、星取県と言わず、鳥取県は鳥。鳥取に焼き鳥文化を根付かせたい」と挨拶しており、「大会に向けて鳥取の地名の由来などを知っておきたい」と、銀杏県議から話を聞くことになりました。

実行委員会のサポート部長を務める銀杏泰利県議

 銀杏県議は古墳時代のヤマト王権下における部民制に、水鳥を捕獲して献上する集団「鳥取部(ととりべ)」があったことを指摘。現在の鳥取市の久松山下に住んでいた鳥取部にちなんでこの地域が鳥取郷と呼ばれるようになり、その後、鳥取城や鳥取藩、そして鳥取県という名前につながったと説明しました。
 また、銀杏県議は「鳥取には県が登録商標を持つ『鳥取地どりピヨ』、ブロイラー日本一に輝いた『大山どり』などがあり、ブロイラーの出荷数は全国7位と、『鳥』の名が付いた県としての面目を保っている。やきとりJAPANフェスティバルを通して焼き鳥文化を花開かせるべき」と力説しました。

「鳥取」の地名ルーツについて講演する銀杏県議

 前日の20日には森会長や岸田理事長らが平井知事を表敬訪問。大会に向けた決意などを表明したのに対し、平井知事からは大会をサポートする考えが示されました。

「星取県」「蟹取県」に続いて「とりとり県」へ、平井知事も支援を表明