14日に倉吉シティホテルで開かれた認定NPO法人未来(岸田寛昭理事長)の設立20周年記念式典の会場で、このほどNPO事務局や地元特産品の販売・飲食ブース「クラカフェ」、ワーケーション施設が入った倉吉市東仲町の建物を寄贈した岡崎坦(ひろし)さんに、岸田理事長から感謝状と記念品が贈られました。
岡崎さんは大学卒業後、創業したばかりの「リクルート社」に入社。役員として同社の業績を飛躍的に伸ばし、「リクルートエージェント」の社長退任後はふるさとの北栄町に帰郷。現在はNPO未来の顧問を務めています。
岸田理事長が「まちづくりの貴重な拠点をいただいた」と感謝の言葉を述べると、岡崎さんは「18歳でふるさとを後にし、Uターンした時は全くの〝浦島太郎〟。同郷で高校も同じ岸田理事長からNPO未来に誘われた。帰郷して10数年、再び多くの知り合いやご縁ができたのもNPO未来や岸田理事長のおかげ」と答えました。
このうちワーケーション施設は、「もともとは同級生だった仏師、山本竜門さんの仏像を展示するための施設(集仏庵)。彼の死後、がらんとしていたが、新しい活用法を考えていただけた」(岡崎さん)。コロナ禍にあった2022年春、仕事(ワーク)と休暇(バケーション)が融合した新しい働き方が可能なオフィス・スペースに生まれ変わり、家主の岡崎さんにちなんでNPO未来は「さまざま働き処・坦庵(たんあん)」と命名しました。