
ウオーキング・シーズンの到来を告げる「愛らぶ東郷池ノルディックウォーク」(鳥取県、湯梨浜町主催、認定NPO法人未来運営)が8日、鳥取県湯梨浜町引地の中国庭園「燕趙園」をスタート・ゴール地点とする約6㌔のコースで行われました。島根、岡山などの県外組を含む130人が参加。前半は、東郷湖が一望できる同町特産・野花梅(のきょううめ)の梅林まで登るコース。寒波の影響で、残念ながら梅はまだつぼみの状態でしたが、参加者らは東郷池周辺に春の気配を探しながら元気よくゴールを目指しました。

ノルディックウォークは、距離スキーのような「ノルディック・ポール」を両手に握って歩くもので、足の負担が軽減できるほか、上半身を含む体全体を使うことで筋力がアップし、活発な運動量が得られるウオーキングとして近年人気を集めています。湯梨浜町は2013年、東郷池を周遊する12㌔がノルディックウォークの全国公認コースの第1号に選ばれた、いわば「ノルディックウォークのふるさと」。

ラジオ体操で身体をほぐした参加者らは、吉川寿明副町長が鳴らす銅鑼を合図に、燕趙園前をスタートしました。野花の梅林までの急な登り道では、ノルディック・ポールをうまく使って快調な足取り。眼下に広がる東郷池の風景を楽しみました。




東郷池の風物詩「四ツ手網漁」を眺めながら、やがて同町松崎地区の中心部へ。昔の町並みが残る商店街では名物朝市の「三八市」が開かれ、同地区の女性らでつくるまちおこし団体「鬼嫁の里プロジェクト」のメンバーらが温かい汁のサービスで参加者をもてなしました。



ゴールは、日本最大級の規模を誇る「燕趙園」の大殿「華夏堂(かかどう)」。ここでアンケートに記入した後、東郷池特産の冷凍大粒シジミやはわい温泉の入浴剤など盛りだくさんの特産品や記念品を受け取り、笑顔で帰路に着きました。
