春を呼ぶ打吹公園「ぼんぼり」点灯式 県美オープンに花を添える 多彩な「倉吉春まつり」のイベント

倉吉春まつりのポスター

 鳥取県倉吉市の春の風物詩、「第51回倉吉春まつり」(3月21日~6月30日)のオープニングを飾るぼんぼり・ライトアップ点灯式が21日、同市の桜の名所、打吹公園で行われました。

 点灯式では同まつり実行委員長の広田一恭倉吉市長が「外に出てみるとこんなに暖かく、春の気配を実感しました。倉吉は29日の開花予想ですが、もっと早まるのでは。6月までさまざまなイベントやまつりで、地域の元気づくりに貢献していきましょう」と呼びかけました。

 今年は3月28、29日の開館記念シンポジウム・イベントに続いて、30日にいよいよ鳥取県立美術館が倉吉市駄経寺町にオープン。倉吉から全国にアートを発信する、特別な「春」です。点灯式では「春まつり」を彩る多彩なイベントのPRが続きました。

倉吉観光マイス協会からは、打吹天女の河原美優さん(左)が打吹公園内の飛龍閣のライトアップ(4月13日まで夜6~10時)と22、23日に市内で開催の「ジャパンコーヒーフェス」と「ポップ・カルチャー・フェス」をPR。

新しい倉吉の桜の名所、上灘地区の会下谷(えげだに)川桜並木の夜間点灯(3月24日~4月6日)と「第21回うわなだ春まつり」(4月5日)を広報する同地区振興協議会のスタッフ。

古代の髪型、美豆良(みずら)で埴輪を抱えて登場の倉吉博物館スタッフは、4月5日~5月25日の「くらはくコレクション」展をアピール。同博物館の〝お宝〟が一堂に。

倉吉打吹ライオンズクラブは恒例の「第39回くらよし打吹流しびな」(4月6日)をPR。子供たちが玉川に桟俵にのせたおひなさまを流す春の風物詩。

倉吉銀座商店街は4月6日の「くらよし桜まつり」をPR。「お花見ウオーク」や「フリーマーケット」「スタンプラリー」「グルメ大集合」「鉄道イベント」など盛りだくさんな内容。

倉吉青年会議所は、4月27日開催の「桜ずもう」を女性初の実行委員長、松林安美さんがPR。

倉吉市教委の中田寛教育長は、ぼんぼりの側面に、伯耆の国司として倉吉に赴任した万葉の歌人にちなんだ「山上憶良短歌賞」の入選・佳作作品64首が書かれていることをアピール。

いよいよぼんぼりの点灯、左から打吹天女の河原さん、河越倉吉商工会議所会頭、広田市長、木本県中部総合事務所長。

一斉に点灯した打吹公園内のぼんぼりには、倉吉市出身の力士「伯桜鵬」の名前が。

ぼんぼりの灯りに照らされ、公園内のあちこちで記念撮影。

花見客の足元を照らすぼんぼりだが、桜のつぼみはまだ固い。。