たくさんの笑顔に会いたい!「第24回SUN‐IN未来ウオーク」 コースの見どころ紹介(下)

今年もこんな笑顔に会いたい(主会場の倉吉パークスクエア)

 6月7日(土)、8日(日)、倉吉パークスクエアふれあい広場(鳥取県倉吉市駄経寺町)を主会場に開かれる「第24回SUN-IN未来ウオーク」(認定NPO法人未来主催、前日6日には三徳山せっかくウオーク)は、鳥取県中部の名所・史跡・若者の人気スポットなど、見どころがいっぱい。歩きながら気軽にSUN-IN(山陰)の美しい自然や人々の暮らしに接することのできる全9コースの魅力と見どころを上・下2回にわたって紹介します。

【32kmコース】小泉八雲ゆかりの地コース

 主会場で出発式後、バスで「鳴り石の浜」へ移動してスタート。ゴール地点は「倉吉パークスクエア」という長丁場のコースです。

ゴロゴロ並ぶ石が不思議な音を鳴らす「鳴り石の浜」をスタート

海外でも大人気の「名探偵コナン」の作者・青山剛昌先生のふるさと・北栄町や、奈良時代から八橋と倉吉を結んでいた街道「八橋往来」の現存する道を歩く、過去と現代をタイムスリップしたような2日目最長のコース。

琴浦町の新しい観光名所「鳴り石の浜」を出発し、日本海に向かって立つ世界的彫刻家、流政之氏の石像彫刻「波しぐれ三度笠」が見えてきます。

日本海に立つ「三度笠」、どこかユーモラスな彫刻です

北栄町では「コナン」の登場人物のモニュメントの前で記念写真をパチリ。見どころの多いコースです。

おや、こんな所に『コナン』でおなじみ、平次と和葉が

【20kmコース】日本遺産三朝温泉コース

三朝温泉の名物「河原の露天風呂」

 世界有数のラジウム含有量を誇る三朝温泉を巡るコースです。温泉街を流れる三徳川は「コロコロ」と美しい声で鳴くカジカガエルが名物。「かじかの湯」の足湯でのんびり足を休めたり、橋の名前から縁結びスポットとして人気のある恋谷橋では「絵馬」ならぬ「絵カエル」で願かけしたりと、温泉街の風情が満喫できます。

疲れた足を三朝の足湯に浸して、ちょっとひと休み

またラジウムを発見したキュリー夫人をたたえる公園にはキュリー夫婦像が建ち、フランスとの国際交流を続けています。なんと町観光協会の事務局長はフランス人です!

キュリー夫人にちなんで「日仏国際交流」を続けている三朝町(同町サイトから)
恋谷橋では、三徳川の清流のシンボル、カジカガエルとご対面

【10kmコース】美術館まち歩きコース

今年3月に開館したアートの殿堂、鳥取県立美術館

 2025年3月のオープンした鳥取県立美術館。ほぼ外観は完成し、「大屋根」の下で人々が集い、交流し、とっとりのアートを発信する拠点が姿を現してきました。そんな建設現場を眺めながら、旧市街地の赤瓦、白壁土蔵群の「まち歩き」や天神川の土手道をマイペースで楽しみます。

町のいたるところに野外彫刻、倉吉大橋の黒川晃彦氏「帽子を被ったら歩いてみよう」

また、トリエンナーレの「緑の彫刻賞」を長年開催している倉吉市。市街地や橋などに展示された著名な彫刻家の作品を探して回るのも、このコースの楽しみのひとつです。

倉吉大橋に設置された澄川喜一元東京芸大学長の彫刻作品「こっとい」

【5kmコース】赤瓦・ひなビタ♪コース

明治時代から残る古い町並みを歩く

  5㎞と短いながら「レトロ&クール」な倉吉市が楽しめるコースです。江戸や明治・大正期の町家や商家が建ち並び、文化庁の「伝統的建造物群(伝建群)保存地区」に指定されている倉吉市の古い町並み。白壁土蔵群を中心に観光街区「赤瓦」が整備され、多くの観光客でにぎわうようになりました。

白壁土蔵群で「ひなビタ♪」のキャラクターがお出迎え

  一方、フィギュア最大手のグッドスマイルカンパニーの楽月工場や円形劇場くらよしフィギュアミュージアムなど、サブカルチャーの発信が盛んな倉吉市。なかでもキャラクター音楽コンテンツ「ひなビタ♪」(コナミデジタルエンターテインメント)の舞台、倉野川市と倉吉市は、日本で初めて架空都市と姉妹都市縁組を結び、ファンたちから「聖地」と呼ばれています。市民らが「ひなビタ♪応援団」を結成、商店街の店先や街角のあちこちに「ひなビタ♪」の登場キャラクターたちの等身大パネルを展示されており、それを探して回るのも楽しいですね。

未来ウオークの出発を見送る「ひなビタ♪」のキャラクターたち

【3kmコース】キッズ(歩育)コース

 打吹山を舞台に、ファミリーで自然体験ゲームをしながら、自然の面白さや不思議を学ぶコースです。他のコースと違い、保護者同伴でキッズの歩くペースを見ながらリーダーが誘導、団体行動します。

キッズ(歩育)コースのかわいい参加者たち

未来ウオークに、あなたも!

◇詳しくは同ウオーク公式HP↓