
大相撲五月場所(東京)が千秋楽を迎えた25日、倉吉市内では、大関・琴櫻など佐渡ヶ嶽部屋一門を応援する「鳥取県桜友会」(会長・広田一恭倉吉市長)と、倉吉市出身の伯桜鵬を応援する「伯桜鵬倉吉後援会」(同)の合同パブリックビューイングが行われ、市民らが両力士に声援を送りました。
倉吉市出身の東前頭7枚目の伯桜鵬(伊勢ケ浜部屋)は、時疾風(時津風部屋)と対戦。立ち合いから時疾風に寄り切られ、有終の美は飾れませんでしたが、先場所の10勝5敗の2ケタ勝利には及ばなかったものの、8勝7敗の勝ち越し。鳥取県相撲連盟の竹歳和晃理事は「番付が上がり、上位陣との戦いには苦戦したが、あわやという横綱・豊昇龍戦を含めて、どの取り組みも内容は良かった」と高く評価。「来場所は大関・琴櫻との〝桜対決〟もありそうで、これからが楽しみ」と期待をかけていました。

一方、東関脇・大栄翔(追手風部屋)と対戦した西大関・琴櫻(佐渡ヶ嶽部屋)。倉吉市の懸賞幕も土俵回りで披露されましたが、あっさり突き出しで敗れ、会場からは「あ~あ」と大きなため息。伯桜鵬と同じく今場所8勝7敗ですが、観戦していた広田一恭倉吉市長は、「いいところからとりこぼす惜しい取り組みが多かった。若隆景や大栄翔、霧島など三役が二けた勝利を挙げているので、気を引き締めて頑張って欲しい。懸賞幕はこれからも出しますよ」と巻き返しを祈っていました。