「歩かなければ 歩けなくなる」 心に共に刻み 「第24回SUN-IN未来ウオーク」カメラスケッチ(後編)

2日目の6月8日は前日の暑さも和らぎ、絶好のウオーキング日和。参加者らは「小泉八雲ゆかりの地」(32キロ)「日本遺産三朝温泉」(20キロ)など5コースに分かれて出発しました。主会場の倉吉パークスクエアふれあい広場のステージでは、子どもたちによる勇壮な太鼓あり、エネルギッシュなダンスありと多彩なイベントが繰り広げられ、盛んな拍手や笑い声が会場に響きました。全コース、無事終了、参加者らは「歩かなければ 歩けなくなる」という今大会テーマを心に刻みながら歩きました。

「小泉八雲ゆかりの地」コースに〝珍客〟が応援

福本まり子町長は「新しいNHK朝ドラヒロインは琴浦町町を新婚旅行で訪れた小泉八雲の妻セツ」とPR
倉吉市の主会場から琴浦町に向かうシャトルバスに乗り込む参加者ら、そこに…
突如現れた青山剛昌さんのコミックでおなじみ、「怪盗キッド」
「青山先生のふるさと北栄町を歩くので、このコスプレに」とバスに乗り込む客とハイタッチ

出発点、琴浦町赤碕「鳴り石の浜」に到着…

「大きな石がゴロゴロ、おもしろい景色ですね」
小泉八雲夫妻が新婚旅行で泊まった「中井旅館」をパチリ
北栄町の青山剛昌ふるさと館では、ボランティアの用意したイチゴでほっとひと息。「美味い!」
人気アニメ「名探偵コナン」のモニュメントはやっぱり気になる。スマホでパシャ!

20キロ「日本遺産三朝温泉」がスタート!

松浦弘幸三朝町長が「修験道のふるさと、日本遺産の三朝温泉を楽しんで」とあいさつ
出発前にしっかり準備体操、身体をほぐす
地元の「打吹童子ばやし」の勇壮な太鼓が参加者の背中を押します
手と手がふれあい、エネルギー全開。20㌔コースに挑む
温泉情緒ただよう三朝温泉に到着。折り返し点の恋谷橋までもうすぐ
折り返しのチェックポイント・恋谷橋では倉吉市大原産のミニトマトが配られ、元気をもらう
恋谷橋(後ろの橋)を通過、三徳川沿いをくだり、倉吉市を目指す参加者ら

来年、未来ウオークで開催する「IVVアジア大会」をPR

来年の未来ウオーク25回大会では「IVVアジア大会」を開催。「ウオーキングのほかサイクリングや水泳も含む、友情と世界平和を目的にしたスポーツ大会にアジア各国が参加します」とPRする日本市民スポーツ連盟の川口基裕会長(左)

10キロ「美術館まち歩きコース」5キロ「赤瓦・ひなビタ♪コース」3キロ「キッズ(歩育)コース」スタートです

「ようこそ、鳥取県中部へ!」祝辞を述べる県中部総合事務所の木本美喜所長
ノルディック・ポールを持ったベテラン・ウオーカーも…
フレッシュな初心者マークのウオーカーも…
老いも若きも、世代を超えて一緒に歩きます
県立美術館前をベビーカーを押して歩く親子(5㌔)
倉吉市内はアートがいっぱい。野外彫刻のある倉吉大橋を渡る(10㌔)

主会場のステージは子どもたちが主役!

未来ウオークではおなじみの地元の「打吹童子ばやし」の勇壮な太鼓
太鼓に向き合う真剣な表情
子ども太鼓から一転、「ダンス・チューブ」の激しいビートが会場に流れる
軽快なヒップホップ、詰めかけたギャラリーから盛んな拍手と声援
地元が「推し」のアイドル・グループも登場
五輪競技の「ブレイキン」。小学生の妙技にギャラリーが盛り上がる

「また来年も倉吉で」笑顔で再会誓う

次々ゴールする参加者を迎えるボランティア・スタッフ
今年9月、大御堂廃寺歴史公園で開かれる「やきとりフェス」PRのため、スタッフらが屋台を出店
「あー、楽しかった」。ゴールした後、子供たちがガラポン抽選会に挑戦

 世界のあちこちで戦火が絶えず、人種・民族・世代間の分断も広がる中で、「自然こそが病院であり、あなたの2本の足がお医者さんです」(未来ウオークに寄せたイ・ガンオク大韓ウオーキング連盟会長の言葉)という言葉のもとに多くの人たちが集い、笑顔で歩いた2日間。「この感動を来年も再び」。それは健康と世界平和を願うアジアや全国の人たちの願いです。また来年も倉吉で元気にお会いしましょう!