「歩きやすい」「上半身もしっかり活用」ノルディック・ウォーキングを体験 ポール握って賀茂神社で〝茅の輪くぐり〟 NPO未来6月例会

 認定NPO法人未来(岸田寛昭理事長)の6月例会が30日、倉吉市住吉町の成徳コミュニティセンターで行われ、今月開かれた第24回SUN-IN未来ウオーク」(同NPO主催、6月7、8日)でノルディック・ポール・ウォーク学会学術大会が開かれたことにちなんで、今回は全員でノルディック・ウォーキングを体験。近くの賀茂神社までポールを握って参拝しました。

出発前に、自分の身長に合わせた最適なポールの長さに調整
暑さもようやく和らいだ夕暮れ、元気よくスタートしました

 ノルディック・ウォーキングは、距離スキーの選手が持つような2本の「ノルディック・ポール」を両手で握って歩くもので、上半身の筋肉も使うため、通常のウォーキングより消費カロリーが増え、運動効果が高まるのが特長。

古い町並みが残る中心市街地を歩行
賀茂神社の鳥居の下に設けられた「茅の輪くぐり」を体験しました

 夕暮れの中出発した参加者らは、ちょうど6月末の夏越の祓(なごしのはらえ)の神事が行われている賀茂神社(同市葵町)まで約1㌔を往復。神社の鳥居の下に設けられた、くぐれば無病息災や家内安全がかなう「茅の輪(ちのわ)くぐり」を体験しました。

「茅の輪くぐりもして、今年後半はきっといいことがあるはず」と開会の挨拶をする岸田理事長

 このあと、ノルディック・ポール・ウォーク学会で大会長を務めた松田小児科医院の松田隆医師(NPO未来副理事長)が講演。「ノルディック・ウォークも市民権を得て、街角で買い物に出かける高齢者がポールを気軽に使う風景が見られるようになりました。全身の筋肉を使い、歩行回復にも役立つノルディック・ウォークは健康寿命を延ばし、ウェル・ビーイング(WHOが定義する身体的、精神的、社会的に良好な状態)の実現につながります」と強調しました。

「健康づくりにノルディック・ウォークの活用を」と語る松田医師