
山岳修験道の聖地・三徳山からふもとの三朝温泉まで歩く「日本遺産三徳山・三朝温泉ウオーク」が11日、鳥取県東伯郡三朝町で開かれ、県内外から参加した56人が「日本一危険な国宝」として知られる三徳山投入(なげいれ)堂の遥拝所をスタートし、秋めく三徳川の景色をながめながら同町ふるさと健康むらまで歩く「三徳山六根清浄コース」(約8㌔)をたん能しました。

出発式では、主催の認定NPO法人未来の岸田寛昭理事長が「きょうは、2年前の河川氾濫の被害から美しくよみがえった三徳川に注目して歩いてみて下さい」とあいさつ。

続いて地元の松浦弘幸三朝町長が「私は甘党ですが、三徳山や三朝温泉街には美味しいスイーツやヨーグルトがあるので、ぜひ味わって」とPRしました。

約1300年前に開山した山岳修験の聖地・三徳山の断崖絶壁に建てられた投入堂。850年前には三朝温泉が発見され、参拝前に心身を清める温泉地として三徳山信仰と深くつながり、三徳山・三朝温泉は平成27年度に第1回日本遺産に認定されました。コース名は、三徳山に参拝すると六根(眼、耳、鼻、舌、身、意)を清める効果があると言われていることから命名。バスで遥拝所に到着した参加者らは「よくあんな所に」「登ることはできるの」と驚きの声を上げていました。





途中の同町片柴にある三徳地区多目的研修会施設(三徳センター)では地元の女性グループがおもてなし。参加者はナシや温かい豚汁、おにぎりを受け取り、思い思いに腰を下ろして味わっていました。








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