韓国・原州ツーデーウオーク 鳥取県から広田市長ら11人 「歩いて交流」きずな深める 来春のIVV アジア大会(倉吉)PRも

 第31回原州国際ツーデーウオークが10月25日と26日、韓国・江原特別自治道の原州市で開かれました。原州市長から招待を受けた倉吉市の広田一恭市長も含め鳥取県からは11人が参加し、原州のまちを元気よく歩くとともに現地の人と交流を深めました。
 大会は、倉吉市の認定NPO法人未来(岸田寛昭理事長)と友好提携している大韓ウオーキング連盟(李康玉会長)が主催。原州で開かれて30回目の節目に当たることから原州市の元康修市長から広田市長に招待状が届き、同NPOが募集したツアーに参加した県内の人たちと共に原州を訪れました。

出発式後、ウオーカーを手を振って見送る広田市長

 2日間にわたって行われた大会には海外からの参加者約500人を含めて約2万人が参加しました。参加者は5㌔から30㌔まで、自分の脚力に合わせて歩き、秋色が深まる原州市内や郊外の景色を楽しんでいました。
 大会初日の25日には会場近くに新たに設置された、大会30回を記念する石碑の除幕式が行われ、岸田理事長や広田市長も来賓として参加しました。記念碑には原州市の名誉市民にもなっている岸田理事長らの名前も刻まれました。

大会30回を記念する石碑の除幕式に参加した広田市長(右から5人目)や岸田理事長(右端)
記念の席碑に刻まれた自分の名前を指さす岸田理事長(右)と広田市長

 初日夜には世界各国からの参加者も集まる交流会も開かれ、元康修市長と広田市長が記念品を交換して今後の相互交流が発展することを誓い合いました。
 また、鳥取県からは倉吉市のほか鳥取市の韓国語教室に通う人たちも参加し、多くの人と交流していました。鳥取市から参加した女性は「ウオーキングも韓国も初心者で不安もありましたが、いろいろな方との出会いもあり、良い経験をさせていただきました」「美しい街並みと自然の中を韓国語を教わりながら歩くことができて気持ち良かった」「日本語を勉強している韓国の若い人と一緒に歩くことができてとてもうれしかった」などと話していました。

勉強中の韓国語を駆使しながら現地の人とウオーキングを楽しむ鳥取市からの参加者ら

 来年2026年6月にはNPO法人未来が主催する「SUN-IN未来ウオーク」に合わせてIVV(国際市民スポーツ連盟)のアジア大会(アジアンピアード)倉吉大会が開催されることになっており、韓国、台湾、インドネシアなどアジア各国からウオーカーが集まります。原州ウオーキング大会会場に設けられた鳥取県のブースではさっそく参加を申し込む韓国の人の姿も見られました。

大会会場には鳥取県の観光地などをPRするブースが設けられ、鳥取県からの参加者が現地の人に来訪を呼び掛けた
参加者の交流会の席上、原州の元康修市長(右)と記念品を交換する広田市長