
〝すもうの町〟倉吉に春を呼ぶ「第48回桜ずもう(桜杯争奪相撲選手権)大会」が26日、倉吉市営相撲広場で開かれ、青空の下、小中学生のわんぱく力士たちが家族や市民の声援を受けながら「はっけよい、のこった」と土俵上で熱戦を繰り広げました。
総会・前夜祭:来年秋〝倉吉場所〟決定
桜ずもうは、倉吉市出身の第53代横綱琴櫻(先代佐渡ヶ嶽親方)の顕彰と青少年の健全育成を目的に、桜相撲振興協議会(会長・広田一恭市長)と一般社団法人倉吉青年会議所(宮城幸明理事長)が毎年開催。この大会からは同市出身の幕内力士、伯乃富士関(伊勢ケ浜部屋)が生まれています。

大会前日の25日夕には倉吉市山根の倉吉シティホテルで佐渡ヶ嶽部屋を応援する鳥取県桜友会(会長・広田一恭市長)の総会が行われ、あいさつに立った佐渡ヶ嶽親方は「大関琴櫻は、メンタルを強くするさまざまな修行をして、その成果が少しずつ出ている。次は『2代目横綱琴櫻』として倉吉にがい旋させたい」と力強く抱負を語りました。

続いて同ホテルで桜ずもう前夜祭が行われ、佐渡ヶ嶽親方が鎌谷真千子夫人(横綱琴櫻の長女、大関琴櫻の母)、琴翼関、琴泰広(たいこう)関の一門の力士と入場すると大きな拍手で迎えられました。

関係者や市民ら約100人が出席した前夜祭では、広田市長が「春場所は大関琴櫻が2けた勝利、(横綱豊昇龍、優勝した霧島を破った)終盤2連勝は見事でした。ぜひ横綱昇進を」とあいさつ。さらに「佐渡ヶ嶽親方の尽力で、来年10月下旬に大相撲の倉吉巡業が開催見通し」と明らかにしました。「倉吉場所」は平成30年以来9年ぶりの開催。この朗報に会場は喜びに沸きました。

佐渡ヶ嶽親方は「もうすぐ50年を迎える桜ずもう。先代の佐渡ヶ嶽親方を顕彰し、このように長く一門を応援してくれる町はありません」と感謝を述べ、地元関係者と豪快に鏡割り。翌日の大会成功を祈りました。



桜ずもう本番:取り組みスタート
桜ずもう本番の26日朝は青空が広がり、絶好の「相撲びより」。まわし姿の小学生男女や中学生男子の子供力士らが土俵を囲みました。





熱戦の合間に…
熱戦の合間に、佐渡ヶ嶽親方は広田市長の案内で横綱琴櫻のまわしが展示されている倉吉博物館へ。まわしはそれぞれ先代が十両、大関、横綱に昇進した際に倉吉市から贈られたもので、このほど先代夫人の鎌谷妙子さんの寄贈で同市に〝里帰り〟しました。親方はまわしを見て「震える思い。けいこは鬼でしたが、土俵の外では本当に優しい親方でした」と思い出を語りました。

土俵の外では、倉吉青年会議所の企画で、子供力士らが桜の形をした紙に家族やふだんお世話になっている周りの人たちへの感謝の気持ち書き、次々に貼るコーナーも。

また、県桜友会が無料でふるまう佐渡ヶ嶽部屋直伝の「ちゃんこ鍋」の前には、たちまち長蛇の列。倉吉市内にある「第53代横綱琴櫻記念館」の出店も設けられ、大関琴櫻や佐渡ヶ嶽部屋にちなんだグッズが次々売れていました。





















