ことしは〝谷口ジロー・イヤー〟 夏休みに県美で 「谷口ジロー」企画展 秋は映画「遥かな町へ」公開 県内では地元作家の「私の遥かな町へ展」

 鳥取県立美術館(倉吉市駄経寺町)は7月11 日(土)から8月30日(日)まで、企画展 「マンガを拓(ひら)く 谷口ジロー」を開催します。緻密な描線やストーリーテリングで、世界中の読者を魅了する漫画家・谷口ジロー(1947–2017/鳥取県出身)。デビューから約50年にわたる漫画家としてのキャリアの中で、多岐にわたる題材を描いてきた谷口の軌跡をたどります。

同展のポスター

秋に劇場公開

 一方、ことし秋からは、谷口ジローの代表作を映画化した「遥かな町へ」が全国劇場公開されます。

市民らの協力で行われた倉吉ロケ(昨年9月)
谷口ワールドを再現する映画が完成(前列左端が錦織良成監督)

漫画の可能性を追求

 卓越した描写力でそれを具現化し続けた――「マンガ」の可能性を生涯かけて切り拓き続けた姿勢のあらわれでもありました。県立美術館の企画展では、そんな「開拓者」としての漫画家・谷口ジローの軌跡をたどります。また8月には、漫画「テルマエロマエ」で有名なヤマザキマリさんによる「スペシャルトークイベント」も行われます(8 月 22 日17:30~18:45  会 場は1F ひろま。 定員120 名(事前申込制・先着順)で、参加費は トークのみチケット1,000 円 企画展観覧込 チケット(前売料金 2,200 円/通常料金 2,500 円)。申し込みは6月11日10:00~)

谷口ジローさん(AFP=時事、同展公式HPから)

13日から地元作家展

 一方、この県立美術館の谷口ジロー展と映画を盛り上げるため、県内の洋画、日本画、彫刻、工芸、写真、映像など多様なジャンルの地元作家が「遥かな町」の言葉からインスピレーションを得て創作した「私の遥かな町へ展」も、13日(水)から倉吉市宮川町の市民ギャラリー百花堂を皮切りに始まります。まさに、ことしの鳥取県は「谷口ジロー・イヤー」。

市民ギャラリー百花堂「私の遥かな町へ展」のポスター

平井知事を表敬訪問

 地元作家による市民ギャラリー百花堂の「私の遥かな町へ展」は、13日の開幕を前に11日、主催の百花堂委員会の古澤順子副代表(染織家)が、平井伸治県知事を表敬訪問。地元作家の力で県立美術館を盛り上げる企画展について説明し、平井知事も「県美を地元から応援するすばらしい企画。ぜひ私も訪れたい」と共感していました。

平井知事に展示内容を説明する古澤順子倉吉百花堂副代表(中央)

 同展は24日(日)まで、入場無料。中部開催に続いて、6月3~9日は鳥取市南隈の鳥取百花堂、来年1月21日からは米子市両三柳の米子百花堂でも、それぞれの地域で募集や企画された「私の遥かな町へ展」が開かれる予定です。 

「ぜひ良い展覧会を」と百花堂のスタッフを励ます平井知事(県庁応接室)