波乱、混戦の名古屋場所 伯乃富士は踏ん張り9勝 「新三役」に期待かかる 琴櫻はカド番脱出も有終の美飾れず 倉吉市で千秋楽PV

 波乱、混戦の大相撲名古屋場所は26日に千秋楽を迎え、8勝6敗の東前頭三枚目、伯乃富士(伊勢ケ浜部屋)は小結の王鵬(大嶽部屋)を寄り倒しで破り、9勝目。その瞬間、出身地の鳥取県倉吉市明治町の打吹回廊チュウブコミュニテイーホールで行われていたパブリック・ビューイングの会場では「これで新三役が見えてきた」と沸き立ち、万歳三唱で盛り上がりました。

スクリーンに伯乃富士の姿が映ると、応援は最高潮(アメバTVから)

 会場には、同市の伯乃富士倉吉後援会(会長・広田一恭倉吉市長)や佐渡ヶ嶽一門を応援する鳥取県桜友会(同)の両会員、市民ら30人余りが詰めかけ、取り組みが近づくにつれ、熱気に包まれました。

「意義ある一戦、しっかり応援しましょう」と竹歳理事(左)が解説

 伯乃富士は中盤の4連敗が痛かったものの、攻めの相撲で盛り返し、この日も快勝。PV会場で応援していた伯乃富士の鳥取市立西中時代の相撲部の恩師、吉水弘さんは「立ち合いから攻め気で臨んだのが良かった。中学時代から、負けず嫌いで研究熱心な子。けがとの戦いもあったが、きっと上(新三役)にあがってくれると思う」と期待していました。

快勝に、思わず会場は「万歳三唱」

 一方、8勝6敗でかど番は脱出した琴櫻(佐渡ヶ嶽部屋)は、霧島(井筒部屋)との「大関対決」となりました。

大関対決を固唾をのんで見守る

しかし、琴櫻はいいところなく寄り切りで敗れ、PVの会場からは大きなため息がもれました。鳥取県相撲連盟の竹歳和晃理事は「横綱、三役入り乱れての戦国時代。下位の若手力士がどんどん力を付けているからだ。琴櫻も全く油断できない。一方、伯乃富士は、この混戦で上位、新三役へのチャンスが巡って来た」と近く発表される新番付に期待していました。

霧島に敗れ、会場は大きなため息