鳥取県倉吉市出身の昭和の名横綱琴櫻(元佐渡ヶ嶽親方)の20回忌をしのぶ行事が、13日から同市魚町の「第五十三代横綱琴櫻記念館」で行われています。16日まで。入場無料。


「土俵の鬼」
琴櫻傑將(ことざくら・まさかつ)、本名・鎌谷紀雄(かまたに・のりお)さんは1940(昭和15)年、東伯郡倉吉町(当時)に警察官の子として生まれ、成徳小、倉吉東中から倉吉農高に進学。全国にテレビ中継された柔道大会で彼の勇姿を見た当時の佐渡ヶ嶽親方が才能にほれ込み、角界に入門しました。

四股名の「琴櫻」は、親方の現役名「琴錦」と故郷・倉吉市の打吹公園の「桜」にちなんで命名。32歳で横綱昇進は当時「遅咲きの桜」と言われましたが、一方で「土俵の鬼」として知られ、佐渡ヶ嶽部屋の親方を引き継いでからは同部屋を角界最大の部屋に育て上げました。
「すもうの町」倉吉
孫の鎌谷将且(かまたに・まさかつ)さんも角界入りし、琴鎌谷から父親(現佐渡ヶ嶽親方)の名を継ぐ琴ノ若将太(ことのわか・まさひろ)として念願の大関昇進。その後、琴櫻将傑(ことざくら・まさかつ)として祖父の四股名を襲名しました。「琴櫻」の復活は、祖父が引退した1974(昭和49)年の名古屋場所以来、50年ぶり。

倉吉市では、大関琴櫻をはじめ佐渡ヶ嶽部屋一門を応援する「鳥取県桜友会」(会長・広田一恭倉吉市長)のほか、先代が遺した子供相撲大会「桜ずもう」出身の伯乃富士(伊勢ケ浜部屋)の地元後援会(会長・同)もあり、「すもうの町」倉吉として、両力士を応援する毎場所千秋楽のパブリック・ビューイングが開催されるなど、町を挙げて盛り上がっています。

観光名所の白壁土蔵群・赤瓦近くにある琴櫻記念館での焼香は16日まで、だれでも自由にできます。


















