くらよしの春、満開!桜まつり&甘味おもてなし付き「遥かな町」桜ウオーク

 春の好天に恵まれた5日、鳥取県倉吉市の打吹回廊(同市明治町)を主会場に「くらよし桜まつり」が開かれ、昨年、市内で映画ロケが行われ、今秋公開される映画「遥かな町へ」(錦織良成監督)にちなんだ「遥かな町」桜ウオークや「遥かな町へ」展などさまざまなイベントを楽しもうと、多くの市民や観光客、ウオーカーたちでにぎわいました。

くらよし打吹流しびな

 オープニングを飾ったのは、今年で40回を迎える「くらよし打吹流しびな」(倉吉打吹ライオンズクラブ主催)。子供たちの成長と白壁土蔵群沿いに流れる玉川の浄化を願う「倉吉の春の風物詩」で、晴れ着や倉吉絣の着物を着た子供たちが、かわいいおひなさまが描かれた絵馬を流し、無病息災を願いました。

子供たちのすこやかな成長を願って玉川に流される流しびな

「遥かな町」桜ウオークが出発

 打吹回廊のステージでは、くらよし桜まつりの開会式が始まり、実行委員長の小林健治倉吉銀座商店街振興組合理事長のかけ声で、会場全員で「桜まつり、スタート!」を唱和。続いて「遥かな町」桜ウオークの出発式が行われました。

「桜まつり、スタート!」と開会宣言する小林実行委員長
打吹回廊内では「遥かな町へ」展を開催
歩行者天国では「スーパーはくと」のミニトレインが運行
桜が美しい打吹回廊駐車場ではフリマの「くらよし太市」

 倉吉市内の桜はこの日が満開。出発式では主催の認定NPO法人未来の岸田寛昭理事長が「〝花より団子〟と銘菓や茶の湯の文化を楽しみながら歩くウオーキングです。倉吉の春を満喫して下さい」とあいさつし、県中部のほか鳥取や米子、安来などから参加した140人のウオーカーたちは準備体操で体を十分ほぐしたあと、小学生のブラスバンド演奏に送られて打吹回廊を出発しました。

「春を楽しみましょう」とあいさつするNPO未来の岸田理事長
歩く前に準備体操で体をほぐす
元気いっぱいの小学生のブラスバンド演奏
まつり会場の参加者に見送られて出発

「遥かな町」桜ウオークは、全国桜の名所百選の打吹公園や市内の桜の新名所・会下谷(えげだに)川、美術館周辺を歩くAコース(6.5㌔)に120人、国登録名勝「小川氏庭園・環翠園」(お抹茶と茶菓子付き)まで往復するBコース(4.5㌔)に20人がエントリーし、〝春爛漫の倉吉”を体感しました。

倉吉の銘菓を満喫するAコース

老舗の「米澤たいやき店」に到着
〝天然〟と呼ばれる1枚ずつ型に入れて焼くたいやき
外はパリッ、中はアツアツのあんこ
「おいしいわねえ」と気に入ってくれた様子

 石谷精華堂に到着。先月末に鳥取市で開かれた将棋「棋王戦」最終戦で藤井聡太棋王が「午前のおやつタイム」に食べたことから、今や全国から注文が相次いでいる倉吉銘菓「打吹公園だんご」を賞味しました。

白、小豆、抹茶の3色だんご
「藤井棋王は対局中にこれを食べたのね」
倉吉パークスクエアと県立美術館の間に昨年オープンした「バルコス・カフェ」
ここでは洋菓子の「フィナンシェ」が食べられます
気持ちのいい屋外テラスでしばし休憩
会下谷川沿いの満開の桜の下を歩く

茶の湯の文化に触れるBコース

明倫地区の歴史ある町並みを歩く

 大正から昭和初期に活躍した実業家・政治家、小川貞一氏が酒造や綿商売の財で築いた「環翠園」に到着。菅楯彦や長谷川塊記、バーナード・リーチなど著名な文化人・芸術家が同園を訪ね、現在も多くの書画や陶芸、歴史的資料が残されています。

山陰有数の名園を小川記念館財団の根鈴智津子館長が案内
多くの文人や芸術家が愛した名園
明治10年創業の老舗「菓子処まんばや」の和菓子と共にお抹茶を味わう
倉吉博物館の根鈴輝雄館長=左奥=から茶室や調度品の説明を受けながらお茶を楽しむ