映画『遥かな町へ』がクランクアップ 市内で無事撮影終了 市民・スタッフから湧き上がる拍手 広田市長ら労ねぎらう

 鳥取市出身の漫画家、谷口ジローさん(故人)の代表作で、鳥取県倉吉市を舞台にした映画『遥かな町へ』が27日、クランプアップの日を迎えました。撮影は先月20日から始まり、同市の白壁土蔵群や昭和のたたずまいが残る旧市街地、湯梨浜町などでロケが続いていました。

撮影を終え、ほっとした表情の前列左から錦織監督、大谷亮平さん。労をねぎらおうと広田市長や支援した㈱バルコスの山本社長ら=後列左から2,3人目=が駆け付けました

 最後の撮影は、白壁土蔵群にある民家で、主人公役の大谷亮平さんが家族と団欒をする風景。錦織監督から「OK」が出ると、広田一恭市長や地元関係者も交ええて拍手が湧きあがりました。錦織監督は「撮影が順調に進んだのは、地元の熱い支援があってこそ」と感謝の言葉を述べていました。

撮影を終え、市民らも交えてなごやかな雰囲気のスタッフたち

映画はこれから編集作業に入り、来年春以降はカンヌ国際映画祭など国内外の映画祭に出展、秋から一般公開が予定されています。

倉吉市内の観光地、白壁土蔵群地区でも、大掛かりなロケが行われました

 『遥かな町へ』は、バブル経済崩壊後の平成10年、都会の生活に疲れた中年男性が、経済成長期の昭和38年のふるさと倉吉市に中学生としてタイムスリップ、家族の関係や、ふるさとの街の人々とのきずなをノスタルジックに描いた谷口さんの代表作で、ヨーロッパでは数々の国際漫画賞に輝き、先にフランスの田舎町を舞台に映画化されています。