「倉吉トク旅 ポップカルチャー体験ツアー」フィギュア作りやミュージアム見学を楽しむ

「レトロ&クールなまち」倉吉を体感する「倉吉トク旅 ポップカルチャー体験ツアー」が3日行われ、普段は立ち入ることができないフィギュア工場では鳥取県内外から参加した7人がフィギュア作りなどを体験しました。

倉吉観光MICE協会が初めて実施したツアー。参加費用2万1千円のうち1万4千円が倉吉周遊観光キャンぺーン支援金の適用で割り引かれ、実質7千円で参加できるお得なツアーになっています。

 ツアーには兵庫県や県内から集まった10代から60代までの7人が参加しました。参加者は倉吉駅前などからバスで出発し、最初に同市秋喜のグッドスマイルカンパニー楽月工場を訪れました。参加者は谷本哲也工場長の案内で製造ラインなどを見学し、谷本工場長から「ほとんどの工程が手作業で行われており、大変だけど、それだけおもしろい」などと説明を受けていました。

参加者は、フィギュアの頭髪をエアブラシを使ってグラデーションに塗装する作業などを体験しましたが、慣れない細かい作業に四苦八苦。最後にグッスマの非売品オリジナルTシャツなどをプレゼントされると笑顔を浮かべていました。

 ツアーはこの後、白壁土蔵群周辺で思い思いに昼食をとり、同市鍛冶町1丁目の円形劇場くらよしフィギュアミュージアムを見学。スタッフによるガイドを受けながらフィギュアの魅力を堪能していました。

 倉吉市に昨年2月に引っ越してきたという小川慧(あきら)さん(33)は仕事を休んで参加。プラモデル作りでエアブラシでの塗装を経験済みとあって、塗装体験の際には谷本工場長も「さすがにうまいですね」と絶賛。「フィギュアがどう作られているのか知りたくて参加しましたが、普段は見ることのないところが見られて楽しめました」と話していました。

 ツアーを企画した倉吉観光MICE協会の木口奈緒子さんは「皆さんに喜んでいただけて良かったです。さらにツアーをブラッシュアップし、2回目、3回目と開催したいと思います」と話していました。