倉吉市では2025(令和7)年春の鳥取県立美術館の開館を前に、観光客の周遊・滞在 の利便性や地域住民の暮らしやすさの向上を図るため、2022年10月から11月末まで2か月間、新たな移動手段の導入効果を把握する走行実証実験『打吹つながる モビリティ(通称:U-MO(ウーモ))』を実施します。
白壁土蔵群など中心市街地を訪れる観光客の7割は自家用車を利用。周辺駐車場から観光地まで距離がある分、観光の周遊・滞在時間が減るため、「観光客の周遊・滞在時間を延ばすとともに、高齢化が進む市中心部の“生活の足”になれば」(同市商工観光課)と狙いを説明しています。
10月1日から1か月間の「第Ⅰ期」は、エリアを周遊する「うつぶきループバス」2台と、東西南北をつなぐ定時定路線の「グリーンスローモビリティ」(時速20㌔未満で公道走行する電気自動車、通称「グリスロ」)2台が、毎日(午前10時~午後4時)10~16便走行、グリスロはフリー乗降(ルート上であればバス停以外でも乗降可能)。
また2期(11月)は観光モデルコースや送迎用にグリスロ2台を走らせ、観光や高齢者の外出支援への効果などを検証します。
期間中はだれでも無料で乗降でき(ただしアンケートに協力)、倉吉市では「観光客だけでなく市民も気軽に乗車を」と呼びかけています。