江戸時代のベストセラー、滝沢馬琴の「南総里見八犬伝」のモデルとなった里見忠義公とその家臣(八賢士=八犬士)ゆかりの地、鳥取県倉吉市で7日、「第38回倉吉せきがね里見まつり」が開かれ、八犬士に扮した甲冑姿の時代行列や、子供たちの太鼓の演奏などで悲運のうちに亡くなった主従をしのびました。

江戸時代のはじめ、安房国館山藩(千葉県館山市)の藩主だった里見忠義は、幕府内の勢力争いから伯耆国倉吉に流され、復活を待たず1622年、29歳の若さで病死。主君の後を追って家臣8人が殉死したことから「八賢士」と呼ばれ、これをモデルに馬琴が伝奇小説「南総里見八犬伝」を執筆。今でも歌舞伎や映画、テレビドラマに取り上げられる人気のストーリーです。

主従の墓のある倉吉市東町の大岳院(中村見自住職)では、地元の「打吹童子ばやし」の子供たちが「里見伝説~新・八犬伝」の太鼓の演奏を奉納。続いて里見公主従の墓前で法要が行われました。

墓前法要には広田一恭倉吉市長のほか、昨年は台風で来られなかった千葉県館山市の森正一市長や市議会議長、館山商工会議所会頭、同市観光協会長らが参列。また堂本暁子元千葉県知事ら里見家の末裔でつくる「全国里見一族交流会」の面々も、多数の参列に感激した面持ちで次々と墓に花を供えました。

このあと甲冑姿の「八犬士」が勢ぞろい。中村住職は八犬士らに〝仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌〟の「8つの霊玉」を授けた後、行列が出発。重要伝建群保存地区の白壁土蔵群や赤瓦の古い町並みを練り歩きました。その中には2年前から参加しているダリル・マッキンドさんや今回初参加のジェームズ・ペア―さんら2人の〝外国人八犬士〟の姿も





午後からは会場を同市関金町のせきがね都市交流センターに移し、打吹童子ばやしや倉吉打吹太鼓の演奏や、せきがねリーディングの会による朗読劇「関金里見八賢士伝」、地元の関金保育園の園児らによるさまざまなステージイベントが繰り広げられました。


















