にぎわう「長谷の観音市」でウオーキング 長谷寺のもち撒きや露店巡り、『遥かな町へ』特別展を楽しむ

 鳥取県倉吉市の名物行事「長谷(はせ)の観音市」にちなんだユニークなウオーキングイベントが2月15日(日)開かれ、長谷寺のもち撒き行事や歩行者天国の露店歩きのほか、ことしは同市内で昨年ロケが行われた映画『遥かな町へ』(原作・谷口ジロー、錦織良成監督)の特別展などを楽しみながら約3㌔のコースを歩きました。

商店街は観音堂を訪れる客や露店巡りをする人たちで大にぎわい
公民館に設けられた観音堂では、市民らが護摩を焚いて1年の無病息災を祈る

 倉吉吉市の観音市は、打吹山の中腹にある長谷寺の神事「牛玉(ごおう)授け」の翌朝に参拝客目当てに農機具や生活雑貨の露店が並び、にぎわったのが始まりで、昔ながらの商店街が残る町並み(東仲町、西仲町、西町)に露店が立ち並び、毎年、多くの市民や観光客でにぎわいます。

「楽しみながら歩いて」と挨拶する岸田理事長

 「長谷の観音市ウオーク」(鳥取県ウオーキング協会主催、関西マスタースポーツフェスティバル・鳥取県スポレク祭健康ウオーク)はこの日に合わせて毎年開かれているもので、市内のほか鳥取、米子市、島根県などから55人が参加しました。

赤瓦観光駐車場で行われた出発式。まずは入念に準備体操

 出発式では、主管の認定NPO法人未来の岸田寛昭理事長が「雪も溶け、好天に恵まれました。長谷寺でのもち撒きのほか、倉吉が舞台の映画『遥かな町へ』の特別展も鑑賞できるので、楽しみながら歩いて下さい」と挨拶しました。

打吹公園から打吹山に向かう。道路にはまだ大雪の名残が
打吹山中腹にある長谷寺までは急な登り道も。
まだ雪の残る長谷寺に到着
到着して間もなく恒例のもち撒き行事
梁の上からもちを撒く僧侶と、「福」を呼ぶもちを求める参拝客ら

 参加者は、打吹公園から登山道を通って打吹山に分け入り、中腹にある長谷寺に到着。ちょうど恒例のもち撒きが始まり、参拝客らと一緒に「福」を呼ぶ霊験あらたかなもちを懸命に求めていました。

もち撒きが無事終了、長谷寺を出発する参加者ら

 ふもとに下りると、映画『遥かな町へ』の特別展が開かれている円形劇場くらよしフィギュアミュージアム(同市鍛治町1丁目)を訪れました。

 参加者らは、ヨーロッパで大人気の鳥取市出身の漫画家、谷口ジローさん(故人)の描いた『遥かな町へ』の原画や、市内でのロケ風景の写真などを興味深そうに眺めていました。「谷口ジロー展『遥かな町へ』・映画『遥かな町へ』ロケ写真展」(鳥取県、倉吉市、円形劇場など主催)は3月15日(日)まで。入場無料。午前9時~午後5時、年中無休。問い合わせは電話0857-27-1200。

館内ではロケの場所の市内マップや写真、谷口さんの原画を展示

 このあと、さまざまな露店やキッチンカーが並び、市民や観光客でにぎわう商店街の歩行者天国を歩いてゴールを目指しました。

市民や観光客でごった返す歩行者天国
ゴールで参加賞のクーポン券や温泉入浴券を受け取る

 ゴールで参加者らは、当日使えるクーポン券や関金温泉の日帰り温泉施設「せきがね湯命館」の入浴券などの参加賞を受け取り、さっそくクーポン券を使って、温かいゼンザイやドライカレーに舌鼓を打っていました。

さっそくドライカレーやぜんざいを求めて並ぶ参加者ら