このほど発表された大相撲初場所(令和8年1月11日初日、両国国技館)の新番付で、鳥取県倉吉市出身の伯桜鵬(伊勢ケ浜、本名・落合哲也)は「伯乃富士(はくのふじ)」に改名、西前頭3枚目になりました。地元の「伯桜鵬倉吉後援会」(会長・広田一恭倉吉市長)では、突然の改名に応援用タオルやのぼり旗の更新など、初場所に向けた対応に追われています。

「伯桜鵬」のしこ名は、入門時の師匠、前宮城野親方(元横綱・白鵬)が名付け親。親方の「白」を出身地の「伯耆」(鳥取県中西部)の〝伯〟に、また倉吉市のシンボル「打吹公園の桜」や同市出身の先代佐渡ヶ嶽親方(元横綱琴櫻)、親方にちなんだ同市の子供相撲大会「桜ずもう」から育った力士を象徴する〝桜〟を加えた、絶妙な命名でした。

しかし、前宮城野親方は部屋の不祥事で伊勢ケ浜部屋預かりとなり、伯桜鵬も同部屋に移籍。さらに今年6月には同親方が日本相撲協会を退職。今回の改名は「伊勢ケ浜部屋カラー」を強めたもので、伯乃富士を含め9人の力士が、先代親方(元横綱・旭富士)からの「…富士」に改名しました。

地元には寝耳に水の改名。倉吉市民からは「せっかく慣れたのに」「町のシンボル・桜の文字が消えたのはさびしい」「せめて〝伯桜富士〟にすれば」と惜しむ声。元横綱琴櫻の孫、大関琴櫻(佐渡ヶ嶽)との〝桜対決〟の言葉も定着しかけただけに残念がる市民もいますが、まだ22歳の伸び盛り。ここは心機一転、〝仕切り直し〟で上位三役を目指して初場所から活躍してほしいものです。
なお、琴櫻は初場所から東の大関に座ります。


















