「琴浦グルメdeめぐるウオーク」(認定NPO法人未来主催、琴浦町、同町観光協会ほか協力)が7日開かれ、216人が家族や仲間と「観て食べて、ゴミ拾って、〝ととの〟いながら」7㌔のウオーキングを満喫しました。
同町東伯総合公園で開かれた出発式では、主催の認定NPO法人未来の岸田理事長が「琴浦といえばサウナ、今年は大きくバージョンアップしました」、地元の福本まり子町長が「歩くといろいろなものが発見できます。琴浦のいいものを見つけて下さい」とそれぞれ歓迎の挨拶。今年は同総合公園からと、シャトルバスで移動して鳴り石の浜からスタートする2つのグループに分かれ「完歩目指して、エイエイオー」の掛け声でスタートしました。
琴浦の住民は、自分たちの町を「惑星コトウラ」と呼んでいます。町全体がまるでひとつの星のように、食も、景色も、そして人も、多彩な恵みにあふれているから。惑星上のすべてを楽しむウオーキングに、今年はさらに一向平キャンプ場から、琴浦の名前を全国的に有名にした「NatureSauna」も参加。名付けて「ととのうら」!
鳴り石の浜をスタートするグループに同行してカメラでスケッチしました。
まずは文化芸術との出会い。赤碕の古い街道筋に建つ「塩谷定好写真記念館」へ。塩谷定好(しおたに・ていこう、1899~1988)は、山陰の自然や人々の生活を撮り続けた写真家。廻船問屋を営んでいた塩谷の生家を活用した記念館では、運営するNPO法人「塩谷フォトプロジェクト」の皆さんが湯茶の接待。せっかくだから、と鑑賞する参加者も。
塩谷定好写真美術館の近く、菊港の突堤の先に立つ「波しぐれ三度笠」。世界的に有名な彫刻家、流政之氏の三体の石像の彫刻が、荒波の日本海を向かって立っています。
続いてお待ちかね、食欲の秋、グルメとの出会いです。海産物の直売店がある「道の駅ポート赤碕」では、階段に座って何やら頬張る参加者の姿が…。
次はボランティア参加です。ウオーキングしながら、八橋海岸に漂着したゴミを拾いました。
ウォーキング終了後は・・・
そしてゴールの総合公園で参加者を待っていたのは、白バラ牛乳やかまぼこ、海産物のほか、タコ焼きやクレープ、焼きそばがずらりと並んだ「ととのうらマルシェ」の屋台村。
この日、広場の近くに特別に設けられたのが「サウナテント村」。本場のフィンランド式サウナが体験できると全国で話題となった「Nature Sauna(ネイチャーサウナ)」です。2020年、大山隠岐国立公園内一向平(いっこうがなる)キャンプ場内に誕生し、今や「琴浦といえばサウナ」。
テント内では、熱い蒸気をタオルなどであおぐ「アウフグース」のサービスも。琴浦町に移住した地域おこし協力隊員で、日本大会優勝、世界大会3位に輝いた五塔熱子さんがパフォーマンスを披露しました。歩いた疲れを癒やすには、最高の「シメ」ですね。