県内外の挑戦者(ツワモノ)ウオーカーが参加する「第10回SUN-IN未来100㌔ウオーク」(認定NPO法人未来主催)は、鳥取県中部を舞台に11月11日正午から12日正午まで制限時間24時間で開かれ、遠く東京や埼玉、北陸や九州など県内外の個人、団体合わせて110人の「健脚自慢」が参加。暖かかった日々が一転、初日は朝から冷たい雨が降るあいにくの天気でしたが、参加者らは上下雨合羽の完全装備で100㌔の長丁場に挑戦し、翌朝次々にゴール。「ツワモノたち」は今年も元気でした。
スタートとゴールは東伯郡湯梨浜町引地の「道の駅 燕趙園」。12日正午にスタートし、湯梨浜町から波関峠を越えて三朝温泉街、倉吉市街地、琴浦町の「鳴り石の浜」や「道の駅 北条公園」など県中部5市町すべてを巡り、13日正午までに戻る、屈指の長距離ウオーキングイベント(上記コース図)。大韓ウオーキング連盟と共催となる「日韓交流ウオーキング大会」となります。
空はあいにくの雨 燕趙園をスタート
中国庭園「燕趙園」前での出発式では、「天候に負けず、安全に歩いて楽しい思い出を」と認定NPO法人未来の岸田寛昭理事長と地元の宮脇正道湯梨浜町長が歓迎の挨拶。銅鑼(ドラ)の音を合図に、参加者は雨に煙る東伯耆路に向けて一斉にスタートしました。
三朝町から倉吉市へ 夕暮れ迫る
夜半に早くもゴール トップ交代、し烈な争い
日付が変わり、真夜中の午前1時台。早くもゴールする参加者の姿がありました。
今年は1,2位の順位が交代。トップで到着したのは、昨年2位の宮地明弘さん(岡山県)。タイムは13時間47分。昨年13時間6分を記録して連覇した田中康太さん(福岡県)は惜しくも2位。どちらも毎時8㌔ペースの脅威的なスピードと耐久力です。
ゴール後、宮地さんは「昨年に続き、今年も本日開催の岡山マラソンでボランティア・スタッフを務めます」と帰路を急いでおられました。55歳、ほんと、驚きの体力ですね。
空が白み始め、感動のゴール相次ぐ
「第10回SUN-IN未来100㌔ウオーク」は事故もなく110人中55人が完歩、無事に終了することができました。コロナ禍を乗り越えた記念すべき第10回大会に、県内外から多くのウオーカーにチャレンジしていただいたことを喜ぶとともに、大会運営にご協力ご支援いただいた鳥取県や沿道自治体、多くのボランティア・スタッフに深く感謝いたします。再び挑戦者(ツワモノ)たちに会える日を楽しみに、スタッフ一同さらに努力していく決意です。来年の第11回大会、この100㌔のコースでまたお会いしましょう!
認定NPO法人未来理事長
岸田 寛昭