「たくさんの笑顔に出会いました」沿道の町々に、アジアに広がる笑顔の輪「第22回SUN-IN未来ウオーク」カメラスケッチ(後編)

 2日目の4日も朝から好天に恵まれ、参加者らは大会最長距離の35キロコースをはじめ5つのコースに分かれて出発。「日本一美しい国鉄廃線跡」(35キロ)「日本遺産三朝温泉」(20キロ)とも、今、全国から注目されているコースや地域です。また国内外からの参加者をもてなすアトラクションも、子ども太鼓あり、女性たちのフラダンスあり、エネルギッシュなダンスありと多彩。主会場の倉吉パークスクエアふれあい広場、コース沿道とも楽しい笑い声が響きました。すべてのコースで大きな事故もなく無事終了、参加者らは大会スタッフやボランティアとの別れを惜しみながら、県外へ、韓国へ、台湾へ…それぞれの家路に着きました。

では、まず主会場の倉吉パークスクエアから…

2日目も好天に恵まれ、35キロ「日本一美しい国鉄廃線跡」コースの出発式で挨拶する日本ウオーキング協会の畑浩靖会長

大会最長のコースだけに「エイエイオー!」とエールを送るボランティアの声にも力が入る

早朝の7時半、35キロがスタート!「いってらっしゃい」とボランティアが温かい拍手と声援で見送ります

出発式で日本遺産三徳山と三朝温泉をPRする松浦弘幸町長

大会のもようは地元の日本海新聞が1面で報道

未来ウオークの記事に熱心に目を通す参加者の姿も

参加者らは、地元の「打吹童子ばやし」の子供たちの勇壮な太鼓で送り出された

続いて10・5キロ、キッズの参加者らがリズムに合わせて柔軟体操

何百人もの参加者が安心してコースを歩けるよう、アンカーをはじめ多くのボランティアが陰で支える

「ママと一緒に歩くんだよ!」かわいい参加者たち

さて、お昼のアトラクションまで、少し市内コースに出てみましょう!

緑の並木道が美しい倉吉市役所前の通り(5・10キロ)

倉吉市の新しい観光スポット、円形劇場くらよしフィギュアミュージアム(10キロ)

復元された江戸時代の商家「倉吉淀屋」(5・10キロ)

「せっかくだから」と倉吉淀屋に入り、昔の資料をながめる参加者も(5・10キロ)

「ちょっと疲れたわ」とクラカフェの前で一休みと水分補給(5・10キロ)

「八犬伝」のモデルとなった里見主従の墓がある大岳院にやってきました(5・10キロ)

「これが8人が眠る墓なのね」と記念写真を撮る参加者ら(5・10キロ)

キッズコースには沢山の親子が参加(3キロ)

飛行機を作る子供たちの姿も(3キロ)

主会場では、美味しいスイカが待っていました!

倉吉スイカのPRブースでスイカをほおばる参加者ら

ゴールで配られる白バラ牛乳やコーヒー牛乳もお目当てのひとつ

「打吹童子ばやし」の演奏が始まった。腹に響く勇壮な太鼓の音色

太鼓を打つ子供たちの表情は真剣そのもの

続いて倉吉のフラダンスチーム「Hui Hula Linolino」のゆったり心がなごむ踊り

ステージは照り付ける太陽の熱で灼熱の状態。にもかかわらず、はだしの踊り手の皆さんは最後まで笑顔でした

次は激しいビートで踊る湯梨浜町のダンスチーム「DANCE for REAL」

見事なダンスパフォーマンスに会場は大盛り上がり

かわいいダンサーたちも花を添えました

そのころ、関金(35キロ)三朝(20キロ)のコースでは…

情緒あふれる三朝温泉街を歩く参加者ら(20キロ)

三朝温泉の「恋谷橋」。縁結びのかじかカエルが夫婦のウオーカーを出迎える(20キロ)

ラジウム含有量日本一の三朝の足湯で、ちょっとひと休み(20キロ)

雄大な「蒜山三座」の風景を見ながら長丁場に挑戦(35キロ)

西倉吉~上小鴨駅跡の旧国鉄倉吉線跡は、3.9kmほどの桜並木が続き、木陰の涼しい風が参加者の疲れを癒やす

やはり見たかったのはこれ。日本一美しいと言われる竹林の廃線跡

出発式で参加者らに「歩くことで、町と町の人たちとつながって下さい」と呼びかけた未来ウオークの山田修平大会長(学校法人藤田学院 理事長)。「アジア・フォーラムを計画していた20回記念大会がコロナ感染拡大でやむなく中止になり、大会スタッフは22回大会を実質的に記念大会のつもりで取り組んできました。3年余りもの長い間、人々は海外だけでなく国内の人たちとも分断されていただけに、アジアや全国の多くの人たちと交流でき、たくさんの笑顔に出会えた喜びはひとしおです」と大会の成果を語っています。