県立美術館500日前イベントにぎわう 開館は「2025年3月30日」 「ブリロの箱」作りや親子でアート体験

カウントダウンボードには「グランドオープンまで、あと511日」の電光文字

 2025年春のオープンに向けて倉吉市駄経寺町で建設が進む鳥取県立美術館の外観がほぼ完成し、「500日前イベント」が行われ、多くの家族連れや市民でにぎわいました。開会セレモニーでは、挨拶に立った平井伸治鳥取県知事が「オープニングは2025年3月30日、『ニコ(25)サー(3)観れば(30)』と覚えて下さい」とお約束の駄ジャレを交えて開館日が発表されました。

 イベントでは、見学者の人数がのべ 1 万人に到達した記念セレモニーも行われ、ちょうど1 万人目となった米子市の広畑さん親子に鳥取県教育委員会の足羽英樹教育長から記念品が贈呈されました。

 今後、コンクリート工事の養生や内装・外構・植栽工事が進められるため、一般向けの見学はこの日が最後。建物のシンボルである「大屋根」、3層の吹き抜け空間「ひろま」が姿を現した建物内では、話題となったアンディ・ウオーホルの「ブリロの箱」のミニチュア作りや地元アーチストによるワークショップなどが行われ、身近なアート体験を楽しむ親子連れの姿も。イベントでにぎわう様子をカメラで追いました。

外観はほぼ完成、威容を現した鳥取県立美術館の建物

巨大な吹き抜け空間、完成時は「県民ギャラリー」に

3階にある広大な企画展示室

高所作業車を使って建物の全貌を眺めるコーナーも親子連れに大人気