倉吉市出身の第53代横綱・琴櫻(前佐渡ヶ嶽親方)を顕彰する「琴桜記念館」が11月27日、平成23年のオープンから16万人目の来館者を迎え、同館前の芝生広場で記念セレモニーが行われました。
16万人目になったのは大阪・堺市から観光で訪れた剣山勝太さんとけい子さんのご夫婦。前日は三朝温泉に泊まり、翌朝の倉吉観光の途中にたまたま記念館を訪れました。
倉吉市の広田一恭市長から記念の花束と佐渡ヶ嶽部屋の銘の入った山中塗のペアタンブラー、日本相撲協会のカレンダーなどを受け取った剣山さんは、「祖父の影響で子供の頃から琴櫻や北の富士(第52代横綱)の活躍を観て育った世代なので、とてもうれしい。たまたま琴櫻と書いてある看板を見つけて入りましたが、まさか16万人目とは。運を使い果たしたかも」と笑い、「出身が三重県なので、郷土出身の力士らを応援しながら、これからも相撲を楽しみたい」と話していました。
琴櫻記念館は平成23年に期間限定で「倉吉淀屋」で開館、翌24年に常設で現在の場所に移転し、白壁土蔵群や赤瓦とともに倉吉市内の観光スポットになっています。