「観光に、暮らしに気軽に乗車を」 倉吉の周遊観光の足に電気自動車 今月から1カ月間、最終の実証試験『打吹つながるモビリティ』 

観光客や市民を乗せ、20キロで市内を周遊する電気自動車「グリスロ」

 2025(令和7)年春に鳥取県立美術館が開館する倉吉市で、10月から市内観光や地域生活の足となる低速走行電気自動車(グリーンスローモビリティ=通称グリスロ)を使った実証実験『打吹つながる モビリティ、通称:U-MO(ウーモ))』が始まりました。昨年10~11月のグリスロとループバスによる実証実験に続き2回目。今年は実際の運用を想定したルートで行われ、同市は「費用対効果など、導入の是非を決める最終の実証実験。ぜひ気軽に乗ってアンケート調査に答えて欲しい」と呼びかけています。

 白壁土蔵群・赤瓦などを訪れる倉吉市の観光客の7割は自家用車を利用。周辺駐車場から観光地まで距離がある分、周遊・滞在時間が減るため、観光客の滞留を延ばすとともに、高齢化が進んでいる中心市街地の“生活の足”にするのが狙い。

 実施は10月31日までの1カ月間、金~日曜(29日は除く)と祝日は市内3ルートで1日5便定時運行、火~木曜は予約制で午前と午後の計2回、グリスロに観光ガイドが同乗して小川氏庭園など観光名所を周遊します。期間中アンケート調査に協力すれば無料で乗降可能。

詳しいルートや運行予定は同市HP