倉吉市出身の第53代横綱、琴桜(先代佐渡ヶ嶽親方、1940~2007)の活躍を顕彰した琴桜記念館(同市魚町2518)は、常設展示10周年を記念して7月8日からクイズラリーを実施します。10月2日(日)まで。
琴桜は、記念館に近い倉吉市立成徳小学校から同市立東中学を経て、倉吉農業高校に進学しましたが、警察官だった父に教わった柔道の腕が当時の佐渡ヶ嶽親方の目に留まり、同部屋に入門。怒涛の突き押しと強烈なぶちかましで「猛牛」の異名をとるものの、けがが多く、昭和48年、横綱に昇進した時は32歳。「遅咲きの桜」と呼ばれました。
引退後は琴ノ若(現佐渡ヶ嶽親方)など後進を多く育て、「自分に厳しく、他人や子どもたちに優しい」人柄で慕われた琴桜。記念館には写真パネルや貴重な化粧まわし、入門から逝去までの軌跡をまとめた佐渡ヶ獄部屋オリジナルDVD、天皇賜杯など、横綱ゆかりの品々を展示しています。
クイズラリーはまず記念館受付で用紙を受け取り、琴桜ゆかりの地を巡りながらクイズに回答していきます。全問解けたら記念館のスタッフに渡してください。
正解者にはもれなく①佐渡ヶ嶽部屋の反物を使った特製コースター(1枚)か、②日本相撲協会のマスコットキャラクター鉛筆(2本セット)のいずれかをプレゼント。
だれでも参加OK。開館時間は午前9時~午後5時、水曜休館