秋晴れのもと、329人が「山陰海岸ジオウオーク」楽しむ

世界に認められた山陰海岸ジオパークを満喫

 世界ジオパークネットワークに加盟している山陰海岸を巡る「山陰海岸ジオウオークin因幡・但馬2023」が10月14日、チュウブ鳥取砂丘こどもの国―岩美町浦富の20㎞と兵庫県新温泉町居組―岩美町陸上の5㎞の2コースで行われ、さわやかな秋晴れのもと、329人が起伏と景観に富んだ海岸線を眺めながらウオーキングを楽しみました。

鳥取砂丘こどもの国をスタートする20㎞コースの参加者ら

兵庫県新温泉町の居組コミュニティセンターを出発する5㎞コースの参加者ら

 ジオパークとは、科学的にみて特別に重要で貴重な、あるいは美しい地質遺産を複数含む自然公園のひとつ。貴重な地質遺産を教育、観光、産業などに活用することによる地域の活性化を目指しています。山陰海岸ジオパークは2010年、世界ジオパークネットワーク(GGN)に加盟認定されました。

 山陰海岸ジオパークは京丹後市(京都府)から豊岡市、香美町、新温泉町(兵庫県)、岩美町・鳥取市(鳥取県)の3府県にまたがり、かつて日本列島が大陸の一部であった時代から、日本海が生まれ、現在に至るまでの自然の歴史が岩石や地層に残されています。

新温泉町の居組漁港を歩く参加者ら

 参加者は、奇岩の続くリアス式海岸や雄大な鳥取砂丘など、地球の創りだした大自然の風景や地形を体感しながら歩きました。コロナ禍もおさまり、ゴールの浦富海岸では大人気の漁師鍋や出店が復活。今回は湯村温泉の足湯も設置され、足の疲れを癒やす参加者らに大好評でした。