せきがね湯命館で忘年例会~認定NPO法人未来 倉吉市美術館まちづくり推進室の木藤室長が講演「くらしよし倉吉プロジェクト」

 師走に入り、認定NPO法人未来(岸田寛昭理事長)は6日、倉吉市関金の日帰り温泉入浴施設「せきがね湯命館」で忘年例会を開きました。NPO会員ら約40人が出席した例会では冒頭、岸田理事長が「今年は6月の未来ウオークでアジア・フェスタを開催、100人を超す海外ウオーカーを迎え、交流を深められたのが大きな収穫でした。また倉吉市出身の伯桜鵬関も大活躍。早くケガを治して復帰して欲しい」と挨拶。続いて倉吉市企画課美術館まちづくり推進室の木藤隆親室長が「ひとを育て、まちを育てる、くらしよし倉吉プロジェクト」と題して講演しました。

 木藤室長は、市と小田急電鉄(本社・東京都)が「まちづくりはひとづくりから」をテーマに包括連携協定を結んだ経緯を話し、「まちづくりの担い手が少ないのが課題。まずは地元と都市部企業の人材による中核人材育成を中心に、これと連動して、外部(東京)の視点から見た『倉吉本』発行、高校・大学生、若手社会人による『ばえる倉吉研究所(通称・ばえラボ)』、『宝探しin倉吉』などの①倉吉の魅力発見事業、デジタル人材育成講座などの②デジタル教育事業、仮想空間『メタバース』を使った③バーチャル倉吉事業を展開し、関係人口増と雇用の創出、自走可能な地方運営の確立を目指したい」と語りました。

 この後、会場を移して忘年宴会。来賓の木本美喜県中部総合事務所長は「来年は県と韓国・江原道の交流30周年、ぜひウオーキング分野でも交流の活発化を」と挨拶、入江誠県議の音頭で全員が乾杯し、1年の思い出と来年の抱負を語り合いながら杯を傾けました。