倉吉に春を呼ぶ「ぼんぼり点灯式」が22日夕、「全国さくら名所百選」に選ばれている鳥取県倉吉市の打吹公園で行われました。暖冬から一転、冷え込みが続く天候に開きかけたつぼみも固くなりましたが、「くらよし桜まつり」が開かれる4月7日までは見ごろが続きそうです。
点灯式では倉吉春まつり振興会長の広田一恭倉吉市長が「待ちに待った花見。台湾の方々は桜が大変好きだそうですが、インバウンド客の増加も図りたい」と挨拶、倉吉商工会議所の大田英二副会頭や打吹天女の小椋美佳さん、山田真梨菜さんらとスイッチを押すと、園内にある150事業所の協賛による大小427点のぼんぼりのほか、園内の羽衣池周辺や遊歩道のイルミネーションが一斉にともりました。
点灯式には、倉吉春まつりを盛り上げる各イベントの関係者も出席。来場を思い思いにアピールしました。
ぼんぼりの点灯はコロナ禍でしばらく中断されていましたが、昨年4年ぶりに復活。今年はぼんぼりのほか、園内にある大正天皇が皇太子時代、倉吉に行啓の際に宿泊所として使った「飛龍閣」や遊歩道に竹灯籠などによるイルミネーションが設けられ、幽玄な春の夜の風景を醸し出していました。
ぼんぼりの点灯は5月6日まで(午後6~10時)。120年の歴史を誇る打吹公園に広がる「光のアート」は、お花見以上に必見です!