打吹回廊で「ウクライナ緊急写真展」 ロシア軍侵攻の惨状生々しく

ロシア軍の侵攻が続くウクライナで取材中のフォトジャーナリスト、「不肖」宮嶋茂樹さんの「ウクライナ緊急写真展」が倉吉市明治町の打吹回廊2階のチュウブ・コミュニティホールで開かれています。

宮嶋さんは1961年、兵庫県生まれ。日本大学芸術学部写真学科を卒業後、フリーの報道カメラマンとしてフィリピンの民主革命やコソボ紛争、オウム真理教、自衛隊イラク派遣など、国内外の時事問題や戦場の現場を撮り続けています。

ウクライナ写真展には首都キーウをはじめ、ロシア軍による民間人虐殺が明らかになったブチャなど激戦地の生々しい写真21点を展示。激しい砲撃に遭った集合住宅や破壊されたロシア軍戦車に交じって、地下鉄に避難している子供たちの笑顔や、侵攻を阻むため射撃訓練に励む人たちの姿などを撮影しています。また会場では4月末に愛知学院大学で行われた宮嶋さんの講演会のビデオを流しています。

ウクライナの戦場の写真が並ぶ会場

写真展は12日まで。倉吉市の主催、入場無料。5日午後2時からは主催の倉吉市の広田一恭市長や、開催に協力した愛知学院大学の中村見自理事長(倉吉市の萬祥山大岳院住職)が出席して記念イベントが行われます。