コロナ禍で中断し、3年ぶりに復活した「せっかくウオーク~心のウオーキング・お坊さん体験ツアー」が3日、東伯郡三朝町の三徳山皆成院(清水成眞住職)で行われ、21人が山岳修験道の霊地で精進料理を味わい、座禅や写経を体験しました。
「せっかく来たんだから、県中部ならではの体験を」という〝せっかくウオーク〟。SUN‐IN未来ウオーク前日に行われてきた人気企画で、ようやく復活したツアーには県外から訪れた参加者の姿が目立ちました。
参加者らは「お寺では食事も大切な修行」という清水住職の説明を受けながら、手作りの胡麻とうふやさしみコンニャク、山菜の天ぷらや酢の物が並んだ精進料理に舌鼓を打ちました。
続いて座禅と写経を体験。「命が宿ると書いて『宿命』、自分の命を一生懸命使うことを『使命』と言います。限られた人生の時間を無駄にせず、味わいながら生きることが大切です」という住職の奥の深い法話に耳を傾けた後、姿勢を正し、ゆっくり呼吸を整えながら〝瞑想タイム〟。座禅の後は般若心経を筆で一文字ずつ丁寧に書き写しながら、自分の心と向き合う大切な時間を味わっていました。