昭和以降初の所要1場所で新十両にスピード昇進した落合関=本名・落合哲也、宮城野部屋=を応援しようと、生まれ育った倉吉市で地元後援会が24日発足しました。
落合関は平成15年生まれの19歳。倉吉市立成徳小から鳥取西中、鳥取城北高卒。高校時代は主将として全国総体で団体優勝、2年連続で高校横綱、昨年は実業団横綱にも輝いています。
発足会には広田一恭市長をはじめ商工会議所や農協、観光協会、相撲連盟の関係者ら20人余りが出席。後援会長に就任した広田市長は「生まれ育った地元から熱い声援を送り、化粧回しの制作や市民の観戦ツアーなどもしたい」と抱負を述べました。地元後援会の事務局は認定NPO法人未来(岸田寛昭理事長)。もうすぐ会員募集も始まります(個人年会費5千円、法人・団体3万円)。申し込み、問い合わせは同NPO(同市東仲町2571、電話0858-24-5725、civic@npo-mirai.net)へ。
倉吉市はかつて大相撲第53代横綱・琴櫻(先代・佐渡ヶ嶽親方)も輩出、その縁で佐渡ヶ嶽部屋を応援する後援会「桜友会」(会長・広田一恭市長)が活動し、市内には「琴櫻記念館」もあります。琴櫻の孫に当たる琴ノ若関(現小結)が令和2年初場所に挑んだ際は、地元の「打吹山と桜」を描いた化粧まわしが、当時の桜友会長だった石田耕太郎前市長から贈呈されました。
落合関、琴ノ若関、どちらも大関、横綱が狙える逸材と言われています。落合関の幕内昇進で近い将来、楽しみなのが両力士の対決。市民にとっては地元にルーツのある両雄が出そろい、今後の対戦や昇進から目が離せません。