鳥取県立美術館で竣工式 平井知事「開館まで〝アート(あと)1年〟」駄じゃれもアート級 はたして「ブリロ」の運命は?

外観は完成、これから内装や収蔵品搬入が行われる

 倉吉市駄経寺町に来年3月オープンする鳥取県立美術館の竣工式と内覧会が8日、現地で行われ、鳥取県の平井伸治県知事は「難産の末、すばらしい美術館が姿を現した。開館まで〝アート(後)1年〟、心待ちにして下さい」と得意の駄じゃれで挨拶しました。

吹き抜けの多目的スペース「ひろま」での竣工式

  同美術館はこれから1年、コンクリートの乾燥を待ちながら内装や備品・収蔵品の搬入などを行い、2025年3月30日にグランドオープン。同日から6月15日まで開館記念展「アート・オブ・ザ・リアル」が開かれます。

3階にある企画展示室は千平方㍍の広大な空間
打吹山、三徳山、大山まで一望できる屋外テラス

 「3億円購入」で全国的な話題となったアンディ・ウォーホルの作品『ブリロの箱』について、一昨年秋の定例会見で「保有・展示の是非は開館後、来館者の投票で判定したい」と発言したことについて、平井知事は「考えに変わりはない。議論することで深まりが生まれるのではないか」と答えました。

来場者の投票で「ブリロの箱」の運命は?