「お花見ガストロノミーウオーク」が9日、「くらよし桜まつり」(倉吉銀座商店街主催)でにぎわう「打吹回廊」を発着点に開かれ、県内外や外国人の参加者を含む150人余りが、だんごやドーナツ、たい焼きやもなかなど、地元特産のスーツに舌つづみを打ちながら春の街角ウオーキングを満喫しました。
出発式では倉吉市の広田一恭市長が「待ちに待った春の陽気、存分に楽しんで」と挨拶。「桜まつり」主催者の小林健治倉吉銀座商店街振興組合理事長が「倉吉、最高(サイコー)!」と掛け声をかけると、会場全員で「さあ、行こう(サイコウ)!」と答えました。
ウオークには、聖地巡礼型オリジナルキャラクタープロジェクト『倉吉八犬伝』にちなんで、コスプレイベントを展開している「牡丹団」のメンバーらも参加。
お花見ガストロノミーウオークは参加費わずか1000円で、もれなく打吹公園内の倉吉博物館で開催中の「ヨシタケシンスケ展かもしれない」展の入場券、関金温泉の日帰入浴施設「せきがね湯命館」の入浴割引券、湯梨浜町にある「cafe ippo」の割引券、当日同時開催の「くらよし桜まつり」の屋台などで使用できる300円券まで付いてくる、とってもオトクなイベント。
あいにく今年の桜は早咲きでほとんど散ってしまったものの、春らしい好天に恵まれ、参加者らは「花より団子」と、コース上に用意された地元名物の「米澤の白いたい焼き」「打吹公園だんご」「クラカフェの春咲ドーナツ」「鶴乃嘴のはーこさんもなか」などのスイーツを楽しみながら、赤瓦・白壁土蔵群のほか、建設中の県立美術館予定地の前を通り、緑の彫刻プロムナードなどの観光スポットを楽しみました。
約6・5キロのコースを完歩して戻って来た「打吹回廊」では、桜まつりが宴もたけなわ。子供たちのダンス、もちつき・もちまき、カラオケのど自慢などさまざまなイベントが行われ、周辺の歩行者天国の道路に並ぶ屋台も、長蛇の行列。
また、倉吉市出身でこのほど新十両に昇進した落合関(宮城野部屋)の倉吉後援会による賞状・盾、写真パネルの展示コーナーが「回廊」内に設けられ、多くの市民や相撲ファンが見入っていた。
多くの人が集い、まさに「春満開のにぎわい」を感じさせた倉吉市内。様相倉吉銀座商店街の小林理事長、ウオーキングを運営した認定NPO法人未来の岸田寛昭理事長らは「コロナ禍で商店街も大変だったが、ようやく街角ににぎわいと笑顔が戻って来た」「ウオーク、まつりとイベントを重ねることで大きな相乗効果が生まれた」と笑顔を浮かべていました。