琴櫻記念館17万人目に東京都町田市の豊澤さん「相撲好きの友達に自慢したい」

NPO未来の岸田理事長から花束を受け取る豊澤さん

 倉吉市出身の昭和の名横綱・琴櫻(元佐渡ヶ嶽親方)を顕彰する琴櫻記念館(倉吉市魚町)が15日、17万人目の入館者を迎え、東京都町田市から来た会社員、豊澤純也さん(27歳)に花束と佐渡ヶ嶽部屋ゆかりの記念品がプレゼントされました。

 豊澤さんは会社の夏休みを利用して中国5県を車で旅行中。最後に訪問した鳥取県では、「ナシが好物なので、鳥取二十世紀梨記念館『なしっこ館』を訪ねよう」と倉吉市へ。白壁土蔵群のまち歩きを楽しむ途中、琴櫻記念館に立ち寄りました。

 記念館を運営する認定NPO法人未来の岸田寛昭理事長から花束を受け取った豊澤さんは、「市内に入って、伯桜鵬関が育ったという幼稚園の前を車で通りました。ここは相撲が盛んな町なんですね」と倉吉の相撲熱に驚いた様子。これに佐渡ケ嶽部屋の後援組織「鳥取県桜友会」の向井康英幹事長が「倉吉では琴櫻を記念した『桜ずもう』(子供相撲大会)が毎春開かれ、そこから伯桜鵬関ら強い力士が成長。琴櫻の孫の琴ノ若も頑張っていますよ」と説明しました。

17万人目を射止めた豊澤さん(中央)。左は鳥取県桜友会の向井幹事長

佐渡ヶ嶽部屋の手ぬぐいやタオルなどの記念品を受け取った豊澤さんは「帰ってから、相撲好きの友達に大いに自慢できます」と笑顔を浮かべていました。