リングロー㈱ 碇社長が未来を訪問 山守集学校を運営、「関金の資源を掘り起こしたい」

 タイムズで紹介した関金の「山守集学校」を管理運営するリングロー株式会社(本社・東京都豊島区西池袋)の碇敏之社長が現地視察のため来倉。認定NPO法人未来の事務局を訪れ、未来の岸田寛昭理事長と「関金にたくさんある資源を掘り起こし、元気な地域にしていきましょう」と互いにエールを送り合いました。

未来事務局を訪れた碇社長=右から2人目=とリングローのスタッフ、岸田理事長と「肘タッチ」で挨拶

 リングローは「R∞PC(アールピーシー)」のブランド名で中古PCの再生・販売・修理・サポートなどITリユース事業を展開している企業。5年前から地域の廃校跡を活用した「おかえり集学校プロジェクト」を立ち上げ、現在、全国に12か所、山守集学校は9番目、山陰地方では初の「開校」です。

 碇社長は「事業を全国展開する上で、実は学校が閉校となるような地方がITに取り残されていると感じ、『集学校』を各地に設置しました。関金は倉吉(の市街地)とまた違った魅力があり、まだ多くの資源が眠っていると感じます。ITと人々を結ぶ『ベースキャンプ』として、長いスタンスで取り組んでいきたい」と抱負を語りました。

 これに応えて、関金温泉振興組合の組合長も務めている岸田理事長は「私も関金を再び元気な温泉郷にしたい思いで組合長を引き受け、ウオーキングや地域のイベント、温泉水を使ったミストのクラウドファンディングなど、さまざまな取り組みをしています。お互いに連携して関金を盛り上げましょう」と協力を誓いました。

旧山守小学校校舎を使った集学校は、いろいろな地域の事業や催事を支援しながら、PCやスマホについて気軽に相談でき持ち込める「ITと人との交流拠点」の役割を果たしている。