「未来のあゆみ」~認定NPO法人化を記念して 中編

NPO法人未来(岸田寛昭理事長)はこのほど「認定NPO法人」として承認されることが決まりました。同認定は、地元自治体から事業活動が高い公益性を持っていると認められたNPOが、活動をより幅広く、また市民や企業の寄付による事業支援が受けやすくなるよう税制上の措置が施されるもの。今回の承認を記念して20余年にわたるNPO法人未来の「あゆみ」をまとめてみました。

※この記事は中編です。上編はこちらから

友好と平和の架け橋 ~SUN-IN未来ウオーク

 伊能ウオーク開催の翌2001年には「くらよし未来ウオーク」、2002年には、もっと視点を広げようと「日本海未来ウオーク」と名称を改めたウオーキング大会が始まりました。

伊能ウオークから未来ウオークへ


全国各地から参加者を温かく迎え、コースに立って道案内や地元の歴史を解説するのは、中高校生や市民らによるボランティア。これが大変評判になり、参加者が増えていきました。

ボランティア講習会の様子

 
 NPO設立の2004年には韓国原州市の国際ウオーキング大会に初参加しましたが、ここで大韓ウオーキング連盟と未来が「ウオーキング友好協定」を締結することになり、参加した会員らはいきなりの締結に戸惑いと喜びの興奮の中で帰国。これを機会に韓国と深い交流が始まりました。

 大韓ウオーキング連盟のイ・ガンオク理事長(韓国尚志大学教授)はたびたび倉吉を訪問。2010年には春の未来ウオークに韓国から多くのウオーカーたちが参加し、秋には日本から原州市の大会に参加するという、世界初の日韓共同開催による「ピースウオーク」が実現し、内外から大きな反響がありました。

 こうした交流が広がる中、翌2011年、美しい日の入り(SUN—IN)が見られる山陰で「友好と平和の架け橋」となる大会を目指そう、という思いから大会名を「SUN—IN未来ウオーク」に改称。この年はまた、ストックを使って身体を有効に動かすノルディック・ウォークの普及を目指すため、医師である未来の松田隆副理事長らが中心となって「日本ノルディック・ウォーク学会(現、日本ノルディック・ポール・ウォーク学会)」を設立。第1回の学術大会が東伯郡湯梨浜町で開かれ、また、鳥取県中部医師会と韓国・原州市医師会との交流も始まり、2014年には医師会同士の友好協定も結ばれました。

 2012年には日本トップクラスの大会として認定されて、日本マーチングリーグ(JML)に加盟。同時に東郷湖畔に日本初のウオーキングカフェ「Café Ippo」もオープンしました。秋には第1回100㌔ウオークが開かれ、「健康づくりとウオーキングリゾートの地域ブランド化」が高く評価されて同年、国土交通省の「全国地域づくり推進協議会長賞」を受賞しました。

第1回100kmウオーク 韓国との交流も根強いものに

 2015年10月には世界33か国から約300人、のべ参加者4000人のATC(アジア・トレイル・カンファレンス)を地元開催。「PTAのオヤジたち」は地方から世界へ、グローカルの夢をついにかなえました。