「めぐる」「たべる」「つかる」歩いた数だけ笑顔が増える「バッカスに愛された町」でお酒とグルメ満喫「第3回ONSENガストロノミーウオーキングin倉吉・関金温泉」

 「めぐる」「たべる」「つかる」―魅力あふれる温泉地を舞台に地元の「食」と「自然」、「文化・歴史」を歩きながら丸ごと体感する「第3回ONSENガストロノミーウオーキングin倉吉・関金温泉」(認定NPO法人未来主催、特別協力・ONSEN・ガストロノミーツーリズム推進機構、協力・鳥取県、倉吉市など)が11月25日、倉吉市内の赤瓦白壁土蔵群など古い町並みを歩く約6㌔のコースで開かれました。

 

 イベントには山陽や関東からの県外客を含め、昨年を大きく上回る216人が参加。今年のウオークは倉吉市制70周年記念イベントとして開催されました。実は倉吉市、老舗の造り酒屋(日本酒、焼酎)をはじめ、ワイナリー(ワイン)、ブリュワリー(ビール)、ディスティラリー(ウイスキー、ジン)まで、酒という酒はなんでも造っている〝バッカス(酒の神)に愛された町〟。あいにく朝から小雨がパラつく寒い天気でしたが、参加者は地元産のアルコール類や、都会でも大人気の「白バラ牛乳」などで喉を潤しながら、鳥取和牛やイワナなどグルメの秋をたん能しました。

 スタート地点の打吹回廊で出発式が行われ、主催者の認定NPO法人未来の岸田寛昭理事長が「すぐ定員に達する大人気のイベントになりました。今年は南総里見八犬伝のふるさととして倉吉市と交流のある千葉県館山市の初のガストロノミー大会と同日開催、八犬伝が結んだ不思議な縁を感じます」と挨拶。続いて広田一恭倉吉市長が「寒い季節になりましたが、地元の食材とお酒で〝中から温まる〟このウオークが私は一番好き。70周年を迎えた倉吉市の良さを再発見して下さい」と歓迎の言葉を述べました。

 続いて鳥取県中部総合事務所の木本美喜所長の音頭で、地元の「倉吉ウイスキー」のハイボール、ノンアルコールの参加者は「A&E鳥取県産笑心(えこ)とまとゼリー」で乾杯し、15分間隔で8つのグループに分かれてスタートしました。

「完歩目指そう!」と朝から倉吉ウイスキーのハイボールで絶好調の参加者

 スタート直後から、早くも餃子と地ビールの歓迎! しかもこの餃子、倉吉市出身で「令和の怪物」として注目されている大相撲・伯桜鵬(落合)関が子供時代から大好物だった「扇雀の焼き餃子」。けがで休場中の伯桜鵬関の一日も早い快復を願って、みんなの胃袋の中へ。

店のスタッフは伯桜鵬関とは子供の頃から家族ぐるみのお付き合い

 「グルメの波状攻撃」は続きます。続いて市内の燻製専門店「燻製道楽」の盛り合わせセット。これをつまみに寒空の下、東郷平八郎ゆかりの清酒「元帥」が飲める幸せ!

 山陰屈指の打吹公園は今、紅葉の見ごろ。テントでは関金で肥育されているこだわりの「蔵求牛」を特製スパイスで。明治から続く老舗造り酒屋・中井酒造の清酒「八潮」と、2018年に倉吉で自社醸造を始めた倉吉ワイナリーのワインという夢の組み合わせが楽しめます。BBQのサービスをしているのは蔵求社長自ら。その横で、「この倉吉博物館所蔵、前田寛治『J・C嬢の像』のラベルが付いた倉吉ワインはまだ若いですから、買っても1年半は寝かせといて。あ、2本買っていただいてもいいですね」と広田市長がトップセールスマン(?)として奮闘。

円形劇場くらよしフィギュアミュージアム(楽月工場展)

 ここで胃袋は、ちょっとひと休み。日本最古の元倉吉市立明倫小の円形校舎を活用したフィギュアミュージアムに到着。今、2014年に市が誘致したフィギュアのトップメーカー㈱グッドスマイルカンパニーの楽月工場で生産した全製品を展示しています。

 昭和6年の刻印がある旧倉吉町水源地ポンプ室を、ウオーキング参加者に特別公開。

でも、やっぱり目の前で焼いているイワナの串焼きの匂いには勝てません。大山の豊富な湧水で育った大ぶりのイワナを一匹丸ごとどうぞ!

大山の養魚場から届いた新鮮なイワナを焼くスタッフ

 国登録有形文化財で1900年建築、倉吉の伝統的な町屋形式を保持している豊田家住宅。ここでは「天下の豪商・淀屋」「里見八賢士」「大江磐代君」など地元の歴史講談も聴けます。店内で倉吉名物、白餡・小豆餡・抹茶餡の三食団子「打吹公園だんご」と、大都市圏でもファンの多い大山乳業の「白バラ牛乳・コーヒー牛乳」が参加者を迎えます。

白バラ牛乳・コーヒー牛乳を受け取る参加者ら

  倉吉ビール直営の「BREW LABKURAYOSHI」では、県外でも人気のナッツのはちみつ漬け「MY HONEY(マイ・ハニー)」と初めてコラボ、8月に発売された「マヌカホワイトエール」を提供。通常ホワイトビールに使用されている白砂糖を使用せず、マイ・ハニーの「マヌカハニー」だけを使用したホワイトエールで、味わい深く、まろやかな香りが自慢。

まととや(ミニ弓道体験)

 昔の銀行跡を活用したミニ弓道場「まととや」では、国体やインターハイの弓道競技で何度も日本一に輝いた倉吉西高校のOB・OGたちがやさしく指導してくれます(2射)。

 いよいよコースも終盤。倉吉市が生んだ昭和の名横綱・琴櫻(元佐渡ヶ嶽親方、故人)を顕彰した琴櫻記念館の前庭では、山陰名産の親ガニがたっぷり入ったちゃんこ風汁と、清酒「鷹勇」でも左党に大人気の「なかだれ」がふるまわれました。

今年は高値の親ガニがたっぷり。たまりません

 スーパーで一度にたくさん焼かれるたい焼きを「養殖たい焼き」、一匹ずつ金型に入れて焼くのは「天然たい焼き」と呼ぶそうです。倉吉市の米澤たい焼き店は、全国でも数少なくなった「天然たい焼き」の名店。県外からわざわざ訪れるファンもいるほど。

小麦粉の薄皮、あんこぎっしりの「白いたい焼き」ファンは多い

 ついにゴール。参加者にはスタートと同じ「倉吉ウイスキー」のハイボール、そして身体に優しい特製「野菜スープ」がふるまわれ、心も身体もほっと一息。

暖かい野菜スープが参加者を出迎えました

お楽しみ(関金温泉「せきがね湯命館」入浴券)

 ゴール後、参加者にはもれなく関金温泉の日帰り温泉施設「せきがね湯命館」の入浴券がプレゼントされました。一日食べて歩いた疲れも「しろがねの湯」でゆったり癒やされます。

ゆったりくつろげる「せきがね湯命館」