ここにも!!美しい風景に美味しいお米がありました!! ~天野農園~

暑い暑い夏がやって来ました。少し前まで天候が悪く、この取材が遅れ遅れになってしまいました(晴れた風景が撮影したかったのです)。しかし、これまた「熱い生産者」の方のお話を聞かせてもらって、私はまたさらにホットになってきましたよ。

今日取材させていただいたのは、倉吉市関金町にある天野農園さんです。天野農園さんは今から約10年前に病気になり実家に戻られたことがきっかけで農業生産者になられたそうです。以前の職場は郵便局だったとか。

天野農園オーナー

今はなんと23町の田んぼで米作り。そしてさらに2町の畑で冬場は野菜(大根、白菜などの冬野菜)を生産されている若き農園オーナー。そのお顔はなんとも優しくて、そう、お米みたいに輝いていました。私にある米生産者さんって、高齢のおじさんで、ちょっと疲れたイメージだったのですが、天野オーナーは若くてとてもニコニコされていて、生産の苦労なんて微塵もないお顔だったのです。

真っ白な精白米

生産されているお米は、全国で生産されている「コシヒカリ」と山陰を中心として生産されている「きぬむすめ」の2種類。他にもち米なども生産されています。「コシヒカリ」の特長はもっちりもちもちとした触感。「きぬむすめ」は「コシヒカリ」より硬く冷たくなってもおいしく食べられるお米。それぞれの調理の仕方(おにぎりやチャーハンなどの調理)や料理(和食、洋食等)にあわせて使いわけるといいですね。

もう稲穂が出ていました。気持ちのいいグリーン

最近はコロナでお米の市場価格(契約会社との)が下がってきているということでした。しかもそれ、かなりの額で、これから先、現在の2割3割、肥料や動力の経費が上がり、今まで安定した米作りだったものの、今かなり危機感があるということでした。野菜の方や加工品にも力を入れていこうかと考えている、とおっしゃっていました。

農家のお米3㎏

そうそう、お米のお話の中で、天野農園さんのお餅の話になりました。天野農園さんのお餅はしゃぶしゃぶや鍋料理に使っても溶けてしまわない、しっかりとしたお餅。これはもち米がいいから良い製品ができる証拠。お米とセットで購入してみたいですよね。

いろいろとお話を聞いて、米づくりが大好きなんだなあと感じました。

広々とした田園。遠くに日本海が見えます

天野農園さんは、大山山麓の清らかな水で作られたお米を食べていただくと共に、農業という職も知っていただくといいかな、とおっしゃっていました。とっても謙虚に。お話を聞いた後に、田んぼを拝見させていただきました。もう素晴らしい場所で、南には大山がそそり立ち、北側には日本海、風車が見える風景が目に入ってきます。そこにいるだけで心地よく、このロケーションのこの地でできるお米は言わずと知れた美味しいお米ができると確信しました。そのお米はこのマルシェの他、倉吉市内の直売所でも販売されているということです。鳥取の自然が感じられる天野農園のお米をぜひご賞味ください。

今回もまた素敵な生産者の方にお会いすることができ、取材の帰り道はなんだか、ワクワクな気分になって帰りました。鳥取の農業って未来があるって感じました。

そして、さらに帰宅途中に関金保育園のひまわり畑に行ってきました。今、ちょうど見ごろで、この週末(8月6、7日)も素敵な風景が見られると思います(どこでもドアやカメラ台も設置してあります。午後は逆光になりますので午前に行かれるのがお勧めです)。